今回は、ついやってしまいがちなあのお悩みについてお答えします。
【お悩み】つい床に物を置いてしまう……どうすれば?
Q:今住んでいる部屋でルンバを使いたいけれど、つい床に物を置いてしまって使えません。床に物を置かないようにするにはどうしたらいいですか?
お水などの飲料が入った段ボールや宅配の荷物、普段使っているバッグなどをつい床に置いてしまうのはよくあること。しかしそのままにしていると、部屋がごちゃごちゃとした印象になるだけでなく、掃除がしにくい部屋になってしまいます。
まずは床に物を置かなくてもいい環境をつくることが解決の第1歩。そのための方法をご紹介します。
床に物を置かないようにするには?
床に物を置いてしまう最も大きな原因は、物を収納する場所が決まっていないことです。「とりあえず」と置いた後、時間があっても片付ける場所がないので次に使うまで置きっぱなしになり、そのままに……。
床に物を置かない部屋にするためには、物の収納場所をきちんと決めることが大切。部屋を片付けるとき、「空いたスペースを◯◯の収納場所にする」と用途を先に決めておくと、片付けに目的が生まれると同時に少しずつ床面に置く物が減らせて、掃除がしやすくなります。
収納場所を決めるときは次の2点を押さえておきましょう。
(1)動線に沿って場所を決める
たとえば毎日仕事で使うバッグは、クローゼットの奥よりも手前に置いておく方が出し入れする際に便利ですね。スペースが確保できるなら玄関周りでもいいかもしれません。
使ったり移動したりする動線に沿った位置に収納場所を決めておくと、リビングや寝室に持ち込んでつい床置きしてしまう癖が直しやすいですよ。
(2)壁面を活用する
床に物を置きたくない、でも収納場所を作る時間もないという場合は壁面を使いましょう。
フックや棚を壁面に付けると収納スペースが増えます。革製のバッグなど少し重量がある物は、壁の下地材に合わせてビスを打っておくと安心です。
そもそもルンバって何畳以上の部屋からおすすめ?
ルンバなどのロボット掃除機には、部屋の間取りを基に同じ場所をさまざまな角度から複数回掃除し、全体がきれいになるまでの走行ルートを自動計算し記憶するナビゲーションシステムが搭載されています。このシステムを生かすには、ロボット掃除機が自由に動きやすい部屋にしておく必要があります。結論から言うと、6畳前後のコンパクトな部屋でもロボット掃除機を上手に活用することは可能です。ただしロボット掃除機が動きやすい環境に整える必要があります。
特に注意したいのが家具の配置。10畳以上の部屋であれば、ソファやサイドボードなど脚のある家具をランダムに配置していても広さに余裕があるのでロボット掃除機がスムーズに動けます。
しかしコンパクトな部屋でランダムな家具配置にすると、ロボット掃除機の動作が細かくなり性能が発揮しにくくなる可能性が。
6畳前後の部屋でロボット掃除機を使いたい場合は、床に物を置かないのに加えて
・家具を壁面につけて室内の中央を広く空けておく
・置く家具の点数を絞る
といった点を考慮しましょう。そうするとさまざまな角度の走行ルートによってホコリを取るという、ロボット掃除機の性能が十分発揮できる環境になり、使い勝手が良くなりますよ。
家具をすっきりと配置し床に物がない生活へとシフトし、コンパクトな部屋でもストレスフリーな時間を楽しんでくださいね。
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