家計・通信費見直しサイト「ソルディ」は、全国23〜79歳の楽天モバイルユーザー男女441人を対象に「楽天モバイルの0円廃止に関する意識調査」を実施しました。その結果、「0円プラン」ユーザーの9割以上が廃止について「嫌」と回答、キャリア乗り換え先としてKDDIの「povo」を検討していることなどが判明しました。
回答者の55%が「0円ユーザー」
楽天モバイルユーザーの「月のデータ通信量」の内訳を見ると、1GB未満(料金が0円になるユーザー)が55.8%と最多。次いで「1〜3GB未満」(15.0%)、「3〜20GB未満」(13.6%)でした。0円ユーザーの多くは「『1GB未満は0円』の料金プランに魅力を感じて契約した」と回答しており、楽天モバイルの「0円プラン廃止」発表は影響は大きかったものと推察されています。
約94%が楽天モバイルの「0円プラン廃止」に否定的
「0円プラン廃止」に関してユーザーに意見を聞いたところ、最も多かったのは「とても嫌だ」(55.3%)、次いで「嫌だ」(19.5%)、「どちらかといえば嫌だ」(19.1%)でした。93.9%もの人が不満に感じていることが判明しています。0円ユーザー以外の楽天モバイルユーザーにも「0円プラン廃止」について意見を聞いたところ、「嫌だ(とても嫌だ/嫌だ/どちらかといえば嫌だの合計)」と回答した人は57%という結果に。
「嫌」と回答した人の理由を見ると、「サービスの魅力度が減る」「急なプラン変更に不信感を感じる」といった声が多く見られました。
一方「賛成派」の意見を見ると、「妥当な値上げだと思う」という声や、「ポイントアップされるから(新しい料金プランは楽天市場で買い物すると貰えるポイントの倍率も変わる)」といったコメントがありました。楽天ポイントがアップすることで実質的に相殺か、またはプラスになる人もいるのかもしれませんね。
乗り換え検討先、圧倒的1位は「povo」
他社のプランに乗り換えを検討しているか聞いたところ、0円ユーザーの67.9%、0円ユーザー以外の37.9%が「検討している」と回答しています。乗り換え先として検討しているキャリアTOP3(その他・決まっていないを除く)は、3位「Y!mobile」(16.2%)、2位「OCNモバイルONE」(17.4%)、1位は「povo」(43.2%)でした。
2位以下に大きな差を付けた「povo」を検討している理由としては、「基本料金が0円から選べる」、「自分に合ったサービスの組み合わせができる」、「料金が安い」といったものが多く見られました。
「povo」は自分でデータ容量をトッピングできる仕組みを採用しており、0円で運用も可能です(2022年5月現在)。そのため、楽天モバイルの0円ユーザーが新たな乗り換え先として魅力を感じているようです。
【おすすめ記事】
・楽天モバイル「乗り換え希望」ユーザーが選ぶ人気の料金プラン3選! 「povo2.0」「mineo」、あと1つは?
・楽天モバイル「月額0円」廃止、それでも楽天を使い続けるメリットは2つ
・「月額0円」終了の楽天モバイルから「povo2.0」に乗り換える際の注意点
・楽天モバイル利用者の約半数「0円廃止でも乗り換えない」と回答、理由は?
・楽天モバイルは「月額0円」廃止だけじゃない! 楽天メール開始、通話かけ放題15分に拡大、新プランで変わること
【関連リンク】
プレスリリース