楽天モバイルの「月額0円」廃止が話題になっています。7月1日に開始する新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」では、これまで月の通信量が1GB以下であれば0円だったのが、0~3GBまでの利用で税込1078円に。既存の楽天モバイルユーザーも、新プランへ自動移行されます。
ネット上では5月13日の発表直後から「月額0円」や新プラン名がTwitterでトレンド入りし、乗り換えを検討する声が散見されました。
「月額0円」廃止の衝撃で気がついていないユーザーもいるかもしれませんが、楽天モバイルでは、新プランの発表で月額料金のほかにもいくつか変更ポイントを発表しています。楽天メールの開始、通話かけ放題の時間を10分から15分に拡大するなど、気になる内容をピックアップして紹介します。
新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」とは?
まずは「Rakuten UN-LIMIT VII」の料金について確認しましょう。
同プランでは、月間データ利用量が3GB以下の場合は980円(税込1078円)、3~20GB以下の場合は1980円(税込2178円)。20GBを超えた場合は、楽天基地局接続時ならデータ利用量の上限なく、2980円(税込3278円)でデータ使い放題が利用できます。
また、国内のパートナー回線エリアは月間5GBまで、海外のパートナー回線エリアは月間2GBまで高速データ通信を利用でき、音声通話は楽天モバイルのコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を使用した場合、国内通話は無料となります。
既存の楽天モバイルユーザーは10月まで実質0円で使える
現在楽天モバイルも利用しているユーザーは、7月1日になると自動的に「Rakuten UN-LIMIT VII」へ移行となります。ただ、10月末までの最大4カ月間は、月額データ利用量が1GB以下の場合、月額料金が実質無料となります。
どういうことかというと、7~8月の2カ月間は移行期間で1GB以下であれば月額0円に、9~10月は楽天ポイントの還元で実質0円となります。※2カ月分は相当額を期間限定ポイントで後日ポイントバック
なお、新プランへの移行は自動で行われますので、ユーザー側での操作は不要です。また、移行に伴う手数料も発生しません。
楽天メールがついに開始!
「Rakuten UN-LIMIT VII」の契約者は7月から、「Rakuten Link」で楽天モバイルのドメイン(@rakumail.jp)でメールサービスが無料できるようになります。
これは、楽天モバイルが以前「2021年夏に開始する」と予告&延期していたサービスで、受信トレイ容量は1GB、大容量データの送受信ができ、メールフィルター機能などのセキュリティ対策が充実しているのが特徴です。ネットショッピングなどの会員登録にも利用できます。
国内通話かけ放題が15分に拡大!
これまで月額税込1100円で「10分(標準)通話かけ放題」だったのが、1回15分以内の国内通話がかけ放題となる「15分(標準)通話かけ放題」にアップグレード。5月13日以降、初めて「10分(標準)通話かけ放題」に加入した場合は、7月1日に「15分(標準)通話かけ放題」へ自動移行され、月額料金が3カ月無料となります。
なお、5月12日以前に「10分(標準)通話かけ放題」を利用したことがあるユーザーは、「15分(標準)通話かけ放題」の3カ月無料は対象外となります。
お得なキャンペーンも
このほか楽天モバイルでは、「Rakuten UN-LIMIT VII」の提供開始を記念したキャンペーンも予定。「楽天マガジン」「楽天ミュージック」などの楽天グループサービスが一定期間、実質無料、または割引価格で利用できます。
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