沖縄生まれのヒロイン・暢子がシェフになるという夢を追い東京で奮闘するNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。第6週のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第6週「はじまりのゴーヤチャンプルー」
沖縄が本土復帰を果たした1972年。高校を卒業した比嘉暢子(黒島結菜)は故郷の沖縄を離れ、料理人になるために東京へやってきました。大都会の人ごみや行き交う車に衝撃を受け、着いて早々「やんばるに帰る!」と弱腰になる暢子。2カ月前に上京していた親友の早苗(高田夏帆)に連れられ、銀座の「フォンターナ」というイタリアンレストランで食事をし、その美味しさに感激します。
兄・賢秀(竜星涼)がいるはずのボクシングジムを訪ねると、賢秀が2回戦でぼろ負けして試合中に逃亡し、さらに送金してきたお金はすべて前借りやジム仲間からの借金であることが判明。上京初日から大ピンチの暢子ですが、横浜・鶴見の沖縄県人会会長・平良三郎(片岡鶴太郎)を頼り、仕事と下宿の世話をしてもらいます。
三郎が紹介してくれた店は、早苗と訪れた「フォンターナ」でした。オーナー・大城房子(原田美枝子)による料理テストが行われるも不合格に。しかし料理長・二ツ橋光二(高嶋政伸)のはからいで再テストのチャンスが訪れます。作り慣れている得意なものをと言われた暢子は、父・賢三(大森南朋)から伝授された沖縄そばを振る舞い見事合格しました。
一方、三郎のはからいで、店主・金城順次(志ぃさー)が切り盛りする沖縄料理店「あまゆ」の二階に下宿することになった暢子。家賃の代わりに店を手伝うのが条件です。ある晩、店に賢秀がふらりと訪れました。賢秀と暢子はひしと抱き合って再会を喜びます。「離れていても家族」と絆を確かめ合いますが、賢秀の借金問題が発端となり、長女・良子(川口春奈)は大叔父・賢吉(石丸謙二郎)から金持ちとの縁談を迫られていました。
そんな良子に、かねてよりアプローチされていた製糖工場の御曹司・喜納金吾(渡辺大知)から縁談の話がきました。良子は想いを寄せる石川博夫(山田裕貴)に相談しますが、博夫の煮え切らない態度に憤然。良子に好きな人がいると感づいている暢子や末妹・歌子(上白石萌歌)は良子を心配しています。
そんな中、「フォンターナ」での料理人への道が始まった暢子は、大城から「まずは10日間続けて来ること」と命じられます。つらくて逃げだすようではやっていけないという厳しい指摘に、暢子は「絶対やめません!」と目を輝かせて宣言するのでした。
「ありえん」「ポンコツ」「ある意味リアル」賢秀に賛否両論が集まる
気になる部分やツッコミを入れたくなる点が散見されると話題の本作ですが、Twitterでは「モヤっとする点、変な点はもちろんあるけど。でも役者さんの表情とかやっぱりすごく良いな、すごいなぁと思ったりもしました」「暢子が育ってからの沖縄編は正直どうかなって思ったけど、東京編に入って沖縄の人々の集団就職や鶴見の立ち位置など、とても興味深い描写が出てきた。これからが楽しみだ!」など、キャストの好演や今後の展開に期待を寄せる声が上がっています。
また、竜星涼さんがお茶目に演じる賢秀には、「ニーニーありえん」「にーにーってほんまポンコツやん。これからポンコツな奴は、にーにーって呼ぼ」「えっ?ボクシングやめた!? さすがにーにー、ちゃんとオチがあったんだな」「暢子が怒って問い詰めるシーンもあんまり本気が感じられないし(汗)二ー二ーはあんな役回りで腹立つより寧ろ気の毒になってきた」「賢秀叩かれてるけど、子育てして全員まっとうに育つ確証なんてない。それを表面化して書いただけで叩かれてるけどある意味挑戦的。ある意味リアル」など、さまざまな感想が上がっています。
東京・銀座のイタリアンレストラン「フォンターナ」で料理人としての第一歩を踏み出した暢子。第7週「ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ」では、大城オーナーとのしごきに立ち向かう姿が楽しめそうです。
【バックナンバー】
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