沖縄4兄妹と見守る母の家族愛が涙を誘うNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。第5週のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第5週「フーチャンプルーの涙」
助っ人として参加した料理大会で「東京に行き、料理人になりたい」という夢を見つけた暢子(黒島結菜)。同じ頃、兄・賢秀(竜星涼)が投資詐欺に遭い、借金までして集めた大金を失ってしまいました。ハンバーガーショップで音楽ライブが行われる日、絶望した賢秀は酒に酔い店で大暴れ。たまたま居合わせた音楽教師・下地響子(片桐はいり)は、音楽への冒涜に怒り心頭し、賢秀を告訴すると比嘉家へ乗り込んできます。
賢秀が歌子(上白石萌歌)の兄だと知った下地は、歌子が魂を込めて歌えば水に流すと言い出します。恥ずかしがり屋で人前では一言も話せなくなってしまう歌子ですが、家族のため精一杯歌うのでした。感動した下地は「しっかりしなさい!」と賢秀の尻を叩き、その一件は事なきを得ました。それから賢秀は書き置きを残し行方をくらまします。
一方、大叔父・賢吉(石丸謙二郎)夫婦に猛反対された暢子は東京行きを諦め、地元で働くことを決意。親友・早苗(高田夏帆)が東京の大学に合格したと聞き、祝う一方で行き場のない気持ちを抱えます。せめて春休みに東京に遊びに行きたいと言う暢子は、いつもどおり工場でバイトだと反対する姉・良子(川口春奈)と口論になってしまいます。
翌日、ずっと家族のために食事を作り続けてきた暢子を思い、良子は勤務先の学校から300ドルを借りて帰ります。暢子に隠れて渡し方を練習する良子の姿を覗いてしまい、涙する歌子。すると、賢吉夫婦が暢子らの母・優子(仲間由紀恵)に呼ばれたと言って比嘉家を訪れます。優子もまた共同売店の給料300ドルを前借しており、暢子の東京行きを認めてくださいと賢吉たちに必死で頭を下げるのでした。
そんな母の姿に「もう諦めたからいい」と暢子。しかし優子は「あんたが諦めても、うちは諦めない」と語気を強めます。「せめてもう300ドルあれば……」と言い出す賢吉夫婦に、良子が「うちも…」と言い出しかけたその時、賢秀からの送金の報せが。賢秀は東京でプロボクサーになり、日本円60万円を比嘉家に送ってきたのです。それは銀行からの借金も返し暢子の東京行きを支払ってもお釣りがくるほどの大金でした。
1972年5月15日。沖縄が本土復帰を果たしたその日に、暢子は東京へ旅立ちます。優子から亡き父・賢三(大森南朋)の形見の包丁を持たされました。家族の応援を胸に、暢子の新たな人生が始まります。
ニーニー大逆転!家族の応援を背負って暢子は東京へ
暢子の夢を何とか応援してやりたい優子や良子、歌子の気持ちが痛いほど伝わってきた第5週。問題を起こしてばかりだった賢秀の見事な復活劇で、暢子は無事、夢をかなえるため東京へ行けることになりました。
Twitterでは「今週は泣ける回多すぎた――!」「朝から泣かせにきてる笑」と感動の声が集まる一方、「ニーニー大逆転!」「会長役が具志堅用高!」など賢秀の初勝利が載った新聞にも注目する声が上がりました。
また、「下地先生が歌子に言った『何度失敗してもいい。あなたの魂を聞かせて』はとてもいい台詞でした。ずっと心に響いています」「下地先生の『一切気にせず 感じるままに生きなさい』のところのセリフ、いままでの下地先生との関わりも踏まえて聞いたからなのか、セリフ自体はよくあるのもしれないけど凄くよかった」など、歌子に語りかけた下地先生の名言に心打たれたという声も多く上がっています。
第6週は「はじまりのゴーヤチャンプルー」。大都会・東京に“ちむどんどん”する暢子は、無事、料理人への夢の一歩を踏み出せるのでしょうか。幼き日に友好を深めた青柳和彦(宮沢氷魚)との再会にも期待です。
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