話題作が多く放送された2022年の冬ドラマ。面白いドラマであるほど、最終回に期待を寄せる人も多いのではないでしょうか。TVマガを運営するWonderSpaceは、2022年3月31日〜4月11日の期間、男女300人を対象に、ドラマに関する調査を実施。今回は、最終回の内容に納得がいかなかった冬ドラマを、理由とともにランキング形式で発表します。
3位:『DCU』
TBS系列の「日曜劇場」枠で放送されていた『DCU』が3位となりました。阿部寛さん主演のドラマで、舞台は海上保安庁に新設された架空の組織。配属されたメンバーたちが水難事故の謎に迫っていくという物語です。1話ずつ謎を解き明かしていくので、見逃したり途中から見始めたりしても楽しめるミステリードラマとなっています。
そんな『DCU』の最終回が納得いかなかった理由には、「全然潜らなくてびっくりしました。潜っても海上保安庁のプールだったのが拍子抜けしました。成合の謎もちゃんと解けていない気がしてもやもやしました(AK)」「最終的な黒幕の存在が安易すぎた。途中までずっと面白かったのに違う人物を黒幕にちらつかせておいて、結局はそうだよなという読みやすい展開で少し残念でした(バルカン星人)」といった声が寄せられました。ストーリーとして先が読めてしまった点から、驚く展開が少なかったと感じる人が多かったようですね。
2位:『真犯人フラグ』
2クール連続で放送となった人気ドラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)が2位でした。このドラマは、2019年に同じ日本テレビ系列で放送されたドラマ『あなたの番です』の制作陣が2年ぶりに再集結して制作された作品。謎が謎を呼び、SNSやYouTubeなどでは考察する人が出るほど、話題を集めたミステリードラマです。
「2クールドラマで半年間見ていました。とにかく過程が長いのと、かなりじらされてる感がありましたが、犯人が気になったので最終回まで見ました。結局真帆は亡くなっており、犯人の勝手な本能で殺して、最終的にはなんとなくまとめて終わった感がスッキリしませんでした(e)」「全体的に見て伏線に次ぐ伏線で面白かったですが、河村が犯人というのは初回放送から予想出来ていたんで物足りなく感じました。アッと言わせる犯人を見たかったです(東京08)」など、長編ドラマで期待値が高まったことにより、「結末に納得がいかない」と感じた人が多かったようです。
1位:『ミステリと言う勿れ』
田村由美さんのミステリー漫画が連続ドラマ化されるとのことで放送前から話題を集めた『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)が1位に選ばれました。菅田将暉さん演じる久能整が、ある日見覚えのない容疑をかけられたところから、ストーリーが始まります。淡々と矛盾点を指摘していく整の人間性や周りの個性あふれるキャラクターなど、見どころの多い作品です。
『ミステリと言う勿れ』を選んだ理由には、「映画になることが決まっているためか、結末になっていない展開で疑問が残る最終回でした。一旦、ドラマでも終えることが分かるような描き方をしてほしかったです。何度も最終回か確かめました(parapi)」「最後の終わり方がスッキリしなかったです。おそらく続編か映画化があるのかも知れないと思いますが、今のところまだ告知もないのでモヤっと感が残っています(まろん)」といった声が上がりました。続編を思わせる最終回に期待する人が多い一方で、結末に“満足感”がなかったと感じる人も。
どの作品もストーリーが面白いからこそ、最終回に期待が高まったことがうかがえますね。
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