ひまわり教育研究センターは、現役東大生の「子供のころの過ごし方」についての調査結果を公表しました。同調査は、現役東大生220人(男子106人、女子101人、回答しない13人)を対象に、インターネット上で実施(調査期間:2022年2月17〜19日)。文系、理系(医学部以外)、医学部の3区分の男女比率、学年に大きな偏りのない調査対象による「現役東大生の小中高時代の勉強に取り組む姿勢」を分析しました。
両親から「勉強しなさい」と言われたことがない現役東大生は約3割
現役東大生に「小学生の頃、両親から勉強しなさいと言われたのは1日何回くらいか」を聞きました。最も多かった回答は、「毎日ではないが時々言われた」。次に多かった「言われたことがない」という回答は、全体の約30%を占めました。
なぜ、自ら勉強できた? 「親が上手に勉強させてくれたから」の声も
「小学生の頃、なぜ勉強したいと思ったのか」という質問に対して、最も多かった回答は、「いい成績をとるのが楽しかったから」でした。次いで、「勉強が楽しかったから」「新しいことを学ぶのが楽しかったから」が続き、「親が上手に勉強させてくれたから」「親に褒められたかったから」「惰性(なんとなく)」という回答が並びました。
「親が上手に勉強させてくれたから」と回答した現役東大生の家庭では、両親が「勉強しなさい」という代わりに、自ら勉強する習慣がつくよう、言葉かけに工夫をしたり環境を整えるなど、別の方法で子どもを支援していたのかもしれませんね。
「1日5回以上」言われた子どもも「新しいことを学ぶのが好き」
小学生の頃、「両親に1日5回以上勉強しなさいと言われていた」、と回答した全体の13%の現役東大生の「小学生の頃、勉強したいと思った理由」には、「新しいことを学ぶのが楽しかった」「親に褒められるのが嬉しかったから」「いい成績をとるのが楽しかったから」「親に叱られるのが嫌だったから」などが挙げられました。「新しいことを学ぶのは好き」だけど、「なかなか自ら勉強する気にはなれない」、というジレンマを抱える子どもも多いのかもしれません。中学、高校時代では、すでに勉強が習慣化しているが多い?
「 中学、高校時代、なぜ勉強したいと思ったのか」という質問に対しては、最も多かった回答は、「いい成績がとりたかったから」でした。次いで、「行きたい大学があったから」が続き、3位は「惰性(なんとなく)」。すでに勉強が習慣化していた子どもも多いことがうかがえました。
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