日本トレンドリサーチは、全国の男女800人を対象に「小学校の卒業式に関するアンケート」を実施しました。なお調査期間は2022年1月26~31日、集計対象人数は800人(30代以下・40代・50代・60代・70代以上の各年代、男女各80人)です。
第3位:『蛍の光』
3位は『蛍の光』でした。『蛍の光』は、スコットランドの民謡『オールド・ラング・サイン』を原曲とした日本の唱歌で、日本語の訳詞は稲垣千頴(いながきちかい)が担当しました。店舗の営業時間終了間近に店内放送で流れることや、NHKの「紅白歌合戦」のフィナーレに歌われることでなじみ深い人も多いのではないでしょうか。年代別のランキングを見ると、70代以上で2位(61.9%)に、60代で3位(41.3%)に入るなど、年配層になじみのある歌のようです。一方、40代・50代では3位、30代以下では4位と年代が若くなるにつれて歌ったことがある人は少なくなっています。
第2位:『仰げば尊し』
2位は『仰げば尊し』でした。『仰げば尊し』は、1884年(明治17年)に発表された日本の唱歌で、卒業生が教師に感謝し学校生活を振り返る内容の歌です。 映画『二十四の瞳』(1954年公開)をはじめとし、日本の映画やドラマでもたびたび用いられており、特に明治から昭和にかけては学校の卒業式で広く歌われ親しまれてきました。2007年には『日本の歌百選』の1曲に選ばれています。しかし最近では、「言葉の意味が分かりづらい」「教師への尊敬を強要している」などの理由で歌わない学校が増えているようです。近い将来、どの学校でも歌われなくなってしまう可能性もありますね。
年代別で見ると、60代と70代以上のランキングでは1位に輝いていますが、40代と50代では2位、そして30代以下では3位と、こちらも『蛍の光』と同じく年代が若くなるにつれて歌われなくなっています。
第1位:校歌
1位に輝いたのは「校歌」でした! 校歌はその学校特有の曲であることや各行事でも歌うことが多い曲であるため、卒業式でも歌うことが多いようです。校歌を覚えていると、自分がその学校に通っていた証明にもなりますし、時折口ずさんで懐かしい気持ちになる人もいるのではないでしょうか。年代別に見ると、30代以下・40代・50代では1位、60代では2位、70代では3位と年代が上がるにつれて卒業式で校歌を歌ったことがある人が少なくなっています。
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