横浜のお土産ブランドであるヨコハマ・グッズ「横濱001(ゼロゼロワン)」の第19期(2022年4月~2024年3月)認定商品181商品(93社)が決定。記者発表会で、市長賞と審査員特別賞がお披露目されました(画像はすべて筆者撮影)。
ヨコハマ・グッズ「横濱001(ゼロゼロワン)」について
ヨコハマ・グッズ「横濱001」は、1989年の横浜博覧会を機にスタートした地域ブランドの育成事業です。官民が一体となり、良質な横浜土産を開発し、国内外に発信しています。
2年に一度、審査会が行われ、審査委員は申請されたすべての商品について価格、横浜らしさなどの段階評価・定性評価を経て、総合審査により認定商品が決定します。
認定商品は、横浜ならではの個性あるオンリーワンの良品として、横浜の魅力を伝えています。
市長賞に選ばれたのは「レトルト」&「せっけん」
第19期で最優秀賞にあたる市長賞に選ばれたのは、「ホテルニューグランド レトルトシリーズ」と「磯右ヱ門SAVON」の2品。コロナ禍の中、横浜土産でありながら普段使いもできる商品が選ばれた形となりました。
ホテルニューグランドの宇佐神 茂(うさがみ しげる)総料理長は「すばらしい賞をいただき、感謝申し上げます。2022年で95周年を迎えるクラシックホテルの味をおウチでも楽しんでいただきたいと、料理人の命ともいえる寸胴鍋をデザインした新パッケージに変え、メニューを増やしました。これからも、レトルトシリーズを充実させたいと考えておりますので、ご愛顧いただければ幸いです」と、受賞の喜びを述べました。
「磯右ヱ門SAVON」を販売するエクスポートの金江秀一(かなえ しゅういち)社長は「まずは明治初期に横浜で、日本初のせっけんづくりに成功した堤磯右ヱ門さんに感謝します。そして2010年に『磯右ヱ門SAVON』発売するにあたり、磯右ヱ門さんの子孫・堤真和さん、せっけんの型を保存している横浜開港資料館、製造元である玉の肌石鹸……、商品化に尽力いただいた多くの皆さまに感謝します。これからも商品を通して、横浜の文化、価値、魅力を発信してまいります」と、コメントしました。
審査員特別賞は横浜のクラフトマンシップが感じられる6商品
審査員特別賞は、次の6商品が受賞。横浜の“製造力”が感じられる老舗メーカーの商品を中心に、横浜の味や歴史を伝える商品が選ばれました。
横浜・関内のイタリアンレストラン「アクイラ・ウォランス」を運営するALTAIR(アルタイル)の上田正三郎代表は「コロナ禍の中、2年近く『おいしいものを作っていれば売れる』と考え物販商品を販売してきましたが、鳴かず飛ばず……。藁にもすがる思いで(市長賞『磯右ヱ門SAVON』の)エクスポートさんにパッケージをデザインしていただきました。パッケージを変えた途端売れるようになり、デザインの力を実感しています。次期はわれわれの商品が市長賞をいただけるよう、新たな商品を開発して挑みます」と、意気込みを語りました。
このほかにも「横濱001」は、横浜の企業同士が出会い、新たな横浜土産を生む場ともなっています。
「横濱001」の商品(一部)は、横浜高島屋(7階)など横浜市内9店舗で販売しています。
・URL:ヨコハマ・グッズ「横濱001」
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