音楽ライターが選ぶ、2021年リリースのポップソング3選! 『あざとくて何が悪いの?』はネクストブレイクの宝庫

テレビ朝日系バラエティ『あざとくて何が悪いの?』では、再現ドラマで使用されるおしゃれなシティポップ曲の数々も番組の見どころ(聴きどころ)。『あざとくて何が悪いの?』2021年放送回でBGMとして使用された楽曲の中から、同年にリリースされた楽曲を3曲ピックアップしました。(画像出典:『あざとくて何が悪いの?』公式Twitterより)

南海キャンディーズの山里亮太、フリーアナウンサーの田中みな実、テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香がMCを務めるテレビ朝日系バラエティ『あざとくて何が悪いの?』では、再現ドラマで使用されるおしゃれなシティポップ曲の数々も番組の見どころ(聴きどころ)。

YUKIやふくろうず、ねごとなど2010年代のJ-POPファンの知る人ぞ知る名曲から、Awesome City Club、LUCKY TAPES、吉澤嘉代子、竹内アンナ、ラブリーサマーちゃんなど2020年代のブレイクが期待されるアーティストまで、数多くのキラキラポップソングが番組内に散りばめられています。
 

そこで、All About編集部は『あざとくて何が悪いの?』2021年放送回でBGMとして使用された楽曲の中から、同年にリリースされた楽曲を3曲ピックアップ! この中に2022年ネクストブレイクアーティストが隠れているかもしれませんよ。
 

1:『Herge』Homecomings


岸井ゆきの、成田凌主演の映画『愛がなんだ』の主題歌でこのバンドを知った人も多いのではないでしょうか。Homecomingsは2012年に京都在住の大学生4人で結成。結成翌年の2013年にはフジロックフェスティバルに出演。当初は全編英語詞で楽曲制作し、海外のミュージシャンとの共演も数多く行いました。

ギターポップを基調にした心地よいメロディの楽曲が多いHomecomings。2021年にメジャーデビューし、リリースされた『Herge』は穏やかさと新しさが共存し、「柔らかに変わる」という歌詞の通り、ゆっくりと一歩踏み出す暖かさのある楽曲です。
 

2:『Youth love』クボタカイ


宮崎出身のシンガー・ソングライターでラッパーのクボタカイ。2017年からフリースタイルラップと楽曲制作を開始し、音楽のジャンルの幅広さや文学への造詣の深さがうかがえる作風が注目を集めています。

『Youth love』は、タイトルの通り、瞬間的に燃え上がる恋を歌った曲。「側(はた)から見りゃ痛い けど止められない」と、周囲の視線を意識して格好つけるところまでを含めたZ世代の情熱を秀逸に表現しています。
 

3:『いちごちゃん』さとうもか


岡山出身のシンガー・ソングライターさとうもか。3歳からピアノを始め、音楽高校に進学しギター、サックスなどさまざまな楽器に触れ、創作活動を開始。瞬く間に注目を集め、2021年5月にメジャーデビューを果たしました。

『いちごちゃん』はメジャー1stアルバム『WOOLLY』収録曲。「ショートケーキに乗るいちごをあげたくなるほど大切な人に出会いたい」という気持ちが表現されており、独特の浮遊感あるサウンドと、軽妙ながらどこか切ない甘酸っぱさを表現した歌声が印象的です。


これらの秀逸な楽曲の数々は番組プロデューサー・総合演出を務める芦田太郎氏が自身の好きな「あざとソング」をSpotifyにリスト化し、その中からシーンに合う楽曲を選んでいるということで、Spotifyには番組公式プレイリストも公開されています。シティポップが好きな人はぜひフォローしてみては?


【おすすめ記事】
2021年「第72回NHK紅白歌合戦」の見どころ!性別・年齢の垣根を越えた“カラフル”な出場者たちに注目
ドラマ主題歌「LITMUS」がヒット!緑黄色社会は男女混合ならではの多様性を武器に国民的バンドへ
マツコの知らない世界で再注目!SHOW-YA、チャットモンチー…令和に語るガールズバンドの魅力
15秒で鮮烈に記憶に残る悩殺曲の宝庫!Suchmosや藤井風など、ヒット生む「CMソング」の秘密
日本のバンドの至宝が10年ぶりにアルバム『音楽』を発売!今さら聞けない「東京事変」の魅力とは

【関連リンク】
『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】