新卒3年以内で転職した理由、3位「勤務時間・休日への不満」、2位「人間関係が悪い」、1位は?

年功序列や終身雇用制度が生きていた時代には、就職したら「3年は続けるべき」と言われていました。厚生労働省の発表によると、令和元年には大卒就職者の約1/3が入社3年以内に退職しています。新卒3年以内の気になる転職理由ランキングを発表します。

ビズヒッツは6月29日~7月11日、新卒から3年以内に転職した経験がある498人(女性328人、男性170人)を対象に「新卒3年以内の転職に関する意識調査」をインターネット上で実施しました。このうち、新卒入社から1年以内で転職した人が約4割を占めています。また、新卒入社から3年以内の転職を不利と感じた人は34.8%、新卒入社から3年以内の転職に満足している人は87.4%です。
 

「新卒3年以内で転職した理由ランキング」TOP3!

「新卒3年以内で転職した理由ランキング」TOP3
「新卒3年以内で転職した理由ランキング」TOP3
「新卒3年以内で転職した理由ランキング」第1位は「仕事内容が合わない」でした。TOP3にランクインした理由はいずれも498人中100人前後に選ばれており、僅差となりました。
 

3位は「勤務時間・休日への不満」

「勤務時間・休日への不満」としては、「労働時間が12時間を超える日がほとんどで、夏休みもほぼなかった」「出版社の編集部で毎日終電までの勤務。土日も撮影が入るなどプライベートの時間がまったく取れなかった」といった声が集まりました。

「残業や休日出勤が多い」「休みがとりにくい」などの理由で転職した人も多数いたほか、休みのとりにくさに関しては「有給休暇は病欠以外却下された」という体験談も。「残業代で稼げたので給料は増えたが、お金より時間が欲しいと思うようになった」という人もいました。
 

2位は「人間関係が悪い」

「当時の店長とどうしてもそりが合わなかった」「上司の度重なるからかいに耐え切れなくなり、病気になった」「新人いじめや嫌がらせを受けた」「職場になじめなかった」という体験談が多数寄せられたほか、人間関係が原因で体調を崩したという人も目立ちました。

自分が直接いじめを受けたわけではないものの「社長と社員が毎日のように大声で怒鳴りあっていた」「上司の先輩に対するイジメが度を越していた」ため転職したという人もいました。
 

1位は「仕事内容が合わない」

具体的には「営業職が自分には向いていないと感じた」「希望ではない部署に配属され、希望の職種に就くため転職した」「入社後に配属された部署があまりにも畑違いだったので、やる気をなくした」との声が聞かれました。

また「技術職で採用されたのに、営業に配属された」「営業職採用だったのに倉庫の在庫管理に回された。3カ月我慢してと言われたが、1年経っても異動できなかった」など、採用・入社時に聞いていた仕事ではなかったため転職したという人もいました。


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