気持ちよく眠れるエアコンの使い方を睡眠のプロに聞いたらアンケート結果の約半数が間違っている結果に!? 医師がおすすめする快適に眠るための3つのポイント

気温が高く、寝苦しい日々が続く昨今。皆さんは、就寝時、どのようにエアコンを使っていますか?今回オールアバウトはアンケートを実施。就寝時のエアコンの利用実態と、理想の活用法を解説します。

絶対にやってはいけないエアコンの使い方3選

今回は、就寝時、避けたいエアコンの使い方も坪田さんから聞きました。

 

〇設定温度が低すぎる

坪田さん:アンケートでは、20度以下に設定している人もいました。設定温度が低すぎると、たとえば風邪をひいてしまうなど、体調不良が起こりやすくなります。ぐっすり眠ると免疫力が高まり、病気になりにくくなるはずですが、これでは逆効果です。また、室温を下げておいて厚い掛け布団で眠るのは、電気代の無駄になります。さらに、不必要な電力を使うのは、環境にも優しくありません。


〇風を直接、体に当てる

坪田さん:エアコンの風が直接、体に当たると、その部分の体温が下がります。体温が下がると血行が悪くなり、代謝が落ちて老廃物が残ってしまいます。送風口を調整してなるべく風が直接当たらないようにするか、タオルケットなどで体を包んで眠りましょう。エアコンに向けて扇風機の風を送ると、風の流れができて電気代の節約にもなります。


〇目覚める前だけにエアコンをかける

坪田さん:「絶対にダメ」というわけではありませんが、注意が必要です。朝にエアコンをオンにして、涼しい部屋で気持ちよく目覚めることは良いことです。しかし、眠ってから朝まで暑い部屋にいたわけですから、汗をたくさんかいています。その状態でエアコンをかけると、体が冷えすぎてしまうことがあります。エアコンの設定温度は、少し高めが良いでしょう。
 

体調が崩しやすくなるこの季節、就寝時には上記3つのポイントに配慮してエアコンを使用してみてください。

 

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