横浜高島屋ギャラリーで8月4日から「アニメ サザエさんとともに50年 ―エイケン制作アニメーションの世界―」が開幕。アニメ制作会社・エイケンが手掛けた人気アニメの原画やセル画など貴重な資料約400点が展示されます。フォトスポットや限定グッズの販売も。※提供画像以外は内覧会にて筆者撮影。会場内はフォトスポットを除いて撮影禁止
約50年間制作している『サザエさん』はエイケンの代表作
エイケンは、1963年に発足した日本テレビジョン株式会社（TCJ）映画部が前身で、日本のテレビアニメ創成期に『鉄人28号』『エイトマン』『宇宙少年ソラン』『サスケ』など、子どもたちの憧れとなったヒーローアニメを手掛けました。
その後「エイケン」として1970年代には『のらくろ』『おんぶおばけ』『UFO戦士ダイアポロン』などを、1980年代には『キャプテン』『ガラスの仮面』『六三四の剣』などを、1990年代には『コボちゃん』『クッキングパパ』『いじわるばあさん』などを、2000年代には『プレイボール』『ぼのぼの』など、幅広い年代に愛される作品を制作。
中でも『サザエさん』は、1969年から約50年の長きに渡って制作している同社の代表作です。
憧れのヒーローアニメから『サザエさん』まで39作品の資料を展示
同展では、2019年に50周年を迎えた「エイケン」のアニメ作品の中から、『サザエさん』を中心に、39作品の原画、セル画などの貴重な資料約400点を見ることができます。
会場は、3章仕立てで構成されています。
- 第1章 エイケンクラシカル
テレビアニメ黎明期における金字塔的アニメ『鉄人28号』や『エイトマン』など、昔なつかしい11作品を展示
- 第2章 50年の歴史とともに歩むアニメ作品
『ガラスの仮面』をはじめ、50年の歴史に刻まれる27作品のセル画や原画を展示
- 第3章 アニメ サザエさんの50年
1969年から50年以上続く『サザエさん』のセル画や背景画など貴重な資料を展示
それぞれの作品の原画やセル画のほか、台本、絵コンテ、設定資料など、ひとつのアニメ作品が出来上がるまでの過程がよくわかる内容となっています。各作品のオープニングの映像も流れており、その世代の方には懐かしさがこみあげてくることと思います。
撮影OKのフォトスポットやオリジナルグッズの販売も
会場内は撮影禁止となっていますが、一部作品では撮影OKのフォトスポットが設けられています。
高さ約210cmの等身大「鉄人28号」と並んだり、『サザエさん』の波平さんに「バカモーン」と叱られたり、アニメの世界に入り込んでの撮影も楽しめます。
同展限定のオリジナルグッズも多数販売されていますので、記念にいかがでしょうか。
「アニメ サザエさんとともに50年 ―エイケン制作アニメーションの世界―」概要
期間：2021年8月4日（水）～8月23日（月）
場所：横浜高島屋ギャラリー＜8階＞
時間：10:00～18:30（19:00閉場）※最終日は16:30（17:00閉場）
入場料：一般1000円（800円）、大学・高校生800円（600円）、中学生以下無料 ※（ ）内は団体10名以上の割引料金
URL：エイケン50周年特設サイト https://eiken-anime.jp/50th
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