ninpathは7月19日、不妊治療を経て妊娠・出産に至った人の実際の妊娠方法を公開。分析結果は、不妊治療を終了した745名より同社運営の「データドネーション」を通じて寄付された不妊治療歴や不妊検査歴に関するデータによるもの。
745名の内訳は、治療結果:妊娠中・出産済み(722名)、治療終了(再開検討含め)(23名)、治療対象子:第1子治療(658名)、第2子以降治療(87名)、治療時期:過去5年以内が84%。
不妊治療全体における実際の妊娠方法、約3割が「一般不妊治療」
第1子、第2子以降の治療を含めた不妊治療全体における実際の妊娠方法の内訳は、体外受精/顕微授精の「高度不妊治療」が65.1%と約7割。タイミング法/自然妊娠と人工授精による「一般不妊治療」がおよそ3割を占めました。
一般不妊治療の内訳は、「タイミング法・自然妊娠」が21.8%、「人工授精」が13.2%。これには高度不妊治療経験者がステップダウンした期間において妊娠されたケースも含まれます。※AID(非配偶者間人工授精)も人工授精に含めて集計(配偶子提供による体外受精・顕微授精のデータはありませんでした)。
第1子治療のみに絞った場合でも、不妊治療全体の結果とほぼ変わらず
第1子治療のみに絞った場合でも、妊娠に至っている治療法の割合は概ね変わりませんでした。
29歳以下でも「高度不妊治療」を必要とするカップルは52%
年齢区分別にみると、年齢が上がるほど高度不妊治療での妊娠の割合が高まる傾向が明確となった一方で、29歳以下(女性側の年齢)でも不妊治療を受けて妊娠・出産された人のおよそ半数は、高度不妊治療によるものでした。年齢に関わらず一定数のカップルが体外受精/顕微授精を必要としている実態が明らかとなりました。
※ 体外受精/顕微授精については最終の採卵周期時点の年齢に統一
※44歳以上の妊娠・出産例は、今回の登録データ上は該当なし
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