7月10日は「納豆の日」
7月10日は「納豆の日」。関西で納豆を食べる習慣を普及させるため関西納豆工業共同組合が関西地域限定の記念日とし、その後、全国納豆共同組合連合会が1992年(平成4年)に改めて7月10日を「納豆の日」と制定しました。「なっ(7)とう(10)」の語呂合わせが由来となっています。
日本の伝統的な食品の1つで、健康にもいいとして注目されている納豆ですが、日本でも最も納豆への支出金額が多い街を知っていますか?
今回は、総務省「家計調査」より、納豆の支出金額ランキングを発表します。
1位は福島市
それでは、結果を発表します。以下に示したのは1世帯当たりの納豆への支出金額を、その街の平均世帯人数で除算し、1人当たりの支出金額を試算したものです。
TOP5は以下の通りになりました。
1位:福島市 2491.8円
2位:秋田市 2268.3円
3位:水戸市 2164.6円
4位:盛岡市 2132.0円
5位:長野市 2091.2円
1位は福島市で2491.8円という結果になりました。販売されている納豆には単価の開きがあるものの、仮に、3パックがセットになっている納豆1つが80円として試算すると、年間90パック以上納豆を食していると考えられます。
1世帯当たりの支出金額は、2019年が6284円、2020年が7251円となり、967円増加。新型コロナウイルスの影響で自宅時間が増え、納豆を食べる機会がより増えているのでしょう。
東北地方の地域が上位にランクインしているのは、冬の農作物が取れない時期、発酵食品が冬の食料として重宝されていたことが背景にあるといいます。ごはんにかけて食べるだけでなく、味噌汁にいれて食され、貴重なたんぱく源として消費されたことが、今でも好まれる要因かもしれません。
納豆で有名「水戸市」は3位
水戸納豆で知られる、茨城県水戸市は、1人当たりの支出金額で見ると、昨年(2019年)は1位で2316円。一方、今年は3位にとどまりました。
古くから納豆が親しまれている水戸市では、JR水戸駅周辺でも納豆が食べられる飲食店が多数。「納豆ハヤシオムライス」や「納豆の天ぷら」「納豆アイス」「納豆ラーメン」まで、水戸市だけでしか食べることのできない納豆を使った料理が食べられます。