ワクチン接種の対象は、大学の学生や教職員だけでなく「地域における教育関係者」なども想定されています。6月21日に「大学拠点接種」の対象となったのは、自治体接種に影響を与えずに会場や医療従事者を確保できる大学です。
新型コロナワクチン「大学拠点接種」の対象大学28校
6月21日開始は「北海道医療大学、東北大学、東京国際大学、慶應義塾大学、日本大学、日本体育大学、湘南工科大学、松本歯科大学、大阪大学、大阪経済法科大学、関西大学、近畿大学、大和大学、神戸市看護大学、広島大学、徳島大学、長崎国際大学」の17校。6月22日は「山梨大学、藤田医科大学、京都先端科学大学、産業医科大学」の4校で、23日は「情報セキュリティ大学院大学、安田女子大学・安田女子短期大学」の2校です。
6月24日は「日本歯科大学新潟生命歯学部、鹿児島大学」の2校。25日は「東京農業大学、千葉工業大学」の2校で、27日は「弘前大学」が開始予定。
大学拠点接種「対象外」の大学を含めた実施状況まとめ
「大学拠点接種」対象外の大学を含めて、2020年5月1日時点における学部学生数が多い大学10校の「新型コロナワクチン接種」の実施状況を整理しました。
6月21日から実施しているのは「日本大学」「近畿大学」「慶應義塾大学」「関西大学」の4校で、いずれも文部科学省が発表した対象大学です。
7月に実施予定の大学は「早稲田大学」「立命館大学」「東洋大学」の3校。「東海大学」は実施予定ですが期間は発表されていません。「明治大学」「法政大学」は実施について言及されていませんでした。
ちなみに2番目に学生数の多い早稲田大学では、5月20日から毎週「PCR検査」を無料で実施。検査の予約や検査結果の確認は専用アプリ「HELPO」で行います。国からのモニタリング依頼のため、国の検査期間が終了すると学内の検査も終了予定。
なお、最新の情報は各大学の公式サイトよりご確認ください。
大学拠点接種における新型コロナワクチンは「モデルナ」
学拠点接種では、国から供給される「モデルナ社製」のワクチンを使用。接種回数は2回で、1回目の接種から4週間後に2回目を受けます。対象年齢は、18歳以上。発症予防効果は、約94%と報告されているようです。
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【関連リンク】
・武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて(厚生労働省)
・6月21日(月)週から「大学拠点接種」開始予定の大学一覧(文部科学省)