転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリアは、長引く新型コロナの影響による人々の変化を知るため「もし転職するならどの企業にしたいか」をテーマに調査を実施しました。5003人の解答を「doda転職人気企業ランキング2021」としてまとめています。
復活の兆しみせるトヨタ自動車が1位
同調査およびランキングは、22〜59歳の正社員男女を対象に、転職を希望する企業を自由形式で選び1位から3位までの回答を集計したもの。それぞれ持ち点10ポイントを志望度合いに応じて自由に振り分けています。調査期間は2月10〜16日。
1位は、前年と同じトヨタ自動車でした。新型コロナの影響で世界的な半導体不足や自動車の販売不振が続くなか、トヨタはグループ販売台数世界一を発表しています。自動車製造にも重要な半導体の不足や自動車販売不振で関連メーカーが苦戦を強いられるなか、明るいニュースがよい印象を与えたようです。
ランキング上位には、各業界を代表する国内の大手企業やグローバル企業などが名を連ね、4位まで前年と変わらない結果となっています。
全体の30%以上が「転職したい理由は新型コロナ」
今回の調査では「新型コロナウイルスの感染拡大を機に、転職したい(働いてみたい)企業を選ぶ理由に変化はありましたか」についても聞いています。全体の約31%が「変わった(大きく変わった・どちらかといえば変わった)」と回答。もともとあった業務を見直し、テレワークといった働き方の変化が一気に進んだのが要因かと推測できます。
年代別では20代が37.9%、男女別では女性が39.6%と、約4割が変わったと解答しています。
新型コロナの影響で人々の生活様式や消費行動が変化し、働き方も少しづつ変わってきているようです。コロナ終息後も、現在の感染拡大予防対策がそのままスタンダードになっていく企業も増えるのかもしれません。
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