6月1日は「牛乳の日」
6月1日は「牛乳の日」。2001年、国連食糧農業機関(FAO)が「世界牛乳の日(World Milk Day)」と制定。これにちなみ、日本でも2008年から毎年6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」としました。牛乳への関心を高め、酪農・乳業の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的としています。
学校の給食をはじめ、私たちの生活に欠かせない牛乳ですが、全国で最も牛乳を飲む街はどこか知っていますか? 今回は、総務省「家計調査」より、牛乳の購入数量ランキングを発表します。また、日本人1人あたりの牛乳の消費量の変化も紹介します。
牛乳の購入数量ランキング1位は「広島市」
それでは、ランキングを発表します。下に示しているのは、1年間当たりの牛乳の購入数量を、その町の平均世帯人数を用い、1人当たりの購入数量を試算したものです。
TOP5は以下のようになりました。
1位:広島市 31.8リットル
2位:京都市 30.9リットル
3位:川崎市 30.4リットル
4位:岡山市 29.9リットル
5位:奈良市 29.8リットル
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1位は、広島市で31.8リットルという結果になりました。コップ一杯(200ml)で試算すると、年間159回は飲んでいる計算になります。1本1000mlの牛乳パックに換算すると、1年間で30本以上の牛乳を購入していることがわかります。
以降は、2位京都(30.9リットル)3位川崎市(30.4リットル)と続き、TOP3はいずれも30リットル以上消費しています。
平成元年から25%減少している牛乳消費量
次に確認するのは、日本における年間1人当たりの牛乳の消費量を時系列に整理したものです。
このグラフからわかる通り、牛乳の消費量は、平成元年から減少していることがわかります。令和2年と平成元年では、1人あたりの消費量は25%少ない状況となっています。
昨年は新型コロナウイルスの影響で学校が休校となったことが原因で、農林水産省から積極的な牛乳の消費が呼びかけられました。牛乳の生産量の調整は難しいため、多くの牛乳が廃棄となることが懸念されました。
生産量がピークとなる6月上旬、牛乳を使った料理にチャレンジしてみるなど、スーパーに立ち寄った際にはぜひ牛乳を購入してみてください。