「オンライン飲み会」の定着度は? 1年で「慣れてきた」「ブームが過ぎた」……頻度が増えた人は約4割

新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上たった今、「新しい飲み会」とされてきた「オンライン飲み会」の定着度に変化はあるのでしょうか。日本トレンドリサーチは、「オンライン飲み会」に関するアンケートを実施し、1年前と比較した結果を公開しました。

新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上たった今も、東京や大阪など各地で緊急事態宣言が発令され、外出自粛が呼びかけられています。そんな中、「新しい飲み会」の形とされてきた「オンライン飲み会」の定着度に変化はあるのでしょうか。

日本トレンドリサーチは5月28日、「オンライン飲み会」に関するアンケートを実施し、昨年5月の調査と比較した結果を公開しました。同調査は、全国の20歳以上の男女900名(20~70代以上の各年代150名ずつ)を対象に、2021年5月26~27日の期間でインターネットにより実施しました。
 

オンライン飲み会をした回数は、昨年同様「1回」が最多の48.9%

4月1日~5月の調査期間までの間で「オンライン飲み会をしましたか?」(日本トレンドリサーチによる調査)

昨年と今年の4月1日~5月の調査期間までの間で「オンライン飲み会をしたことがある」と回答した人は、1年前は15.3%、今年は15.0%と、ほとんど変わらない割合でした。 
 

オンライン飲み会をした回数は、昨年同様「1回」が最多(日本トレンドリサーチによる調査)
「オンライン飲み会をしたことがある」と回答した人がオンライン飲み会をした「回数」は、昨年同様「1回」が最も多く、48.9%でした。「5回以上している」人は5.1%から8.1%に増加。繰り返しオンライン飲み会をしているという人もいるようです。
 

オンライン飲み会の「頻度」が増えた理由と、逆に減った理由は?

「オンライン飲み会の頻度」は、「昨年より増えた」人が36.3%(日本トレンドリサーチによる調査))
「オンライン飲み会の頻度」は、「昨年より増えた」人が最も多く36.3%でした。「昨年と状況が変わらない為、飲み会の仕方を変えていくしかないから(30代・男性)」「これまで飲み会自体を控えていたが、もうしばらく続きそうなので、オンライン飲み会でカバーすることにした(40代・男性)」など、1年以上が経過した自粛生活の中で「オンライン飲み会」をせざるを得ない状況になったという人や、「会話して飲む楽しさを知った。オンラインで繋がる事で孤独感がない(60代・男性)」「ZOOMの使用方法を教わったから。ビール飲みながら遠方の友人と自宅で楽しめるなんて最高(70代・男性)」など、回数を重ねるうちにオンライン飲み会の楽しさがわかった、というコメントも見られました。

一方、「昨年より減った」と回答した人も30.4%を占めています。「会わないとつまらない(20代・女性)」「終わりのタイミングがわからず、だらだらやっているので楽しくなくなってきた(40代・男性)」「あまり盛り上がらなくなってきた(50代・男性)」「リアルとはあくまでも別のものだとわかってきた(60代・男性)」「ブームが過ぎた(30代・男性)」など、最初の新鮮さがなくなり、あまり楽しくなくなってきたというコメントや、「感染症対策をしながらの生活にも慣れてきて、なかなか時間が合わず開催することが少なくなった(30代・女性)」など、withコロナ生活を続ける中で、オンライン飲み会の必要性をあまり感じなくなってきた人もいるようです。

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