仏事関連総合サービスの株式会社メモリアルアートの大野屋は、10代~70代以上の男女500名を対象に、「親・子世代におけるお墓の意識調査」を実施しました。近年、「子や孫に将来の墓守の負担をかけたくない」と考える親世代が増え、墓じまいや墓離れが注目されています。一方で、子世代が親の死後に課題や問題に直面するケースもあります。コロナ禍という時世の中で、「墓守」に関する親・子世代両方の意識はどのようなものになったのでしょうか。

調査は2021年3月2日〜3月3日の期間、10代~70代以上の男女計500名で「年に1回以上お墓参りしている」「自身・配偶者(パートナー)・親・祖父母のいずれかがお墓を所有している」方を対象にインターネットで行いました。
 

「お墓参りの頻度」がコロナ禍により減少傾向に

コロナ禍によるお墓参りの頻度について

まず、コロナ禍におけるお墓参りの頻度について調査したところ、約半数の人(45%)が「例年と比べて変わらない」と回答し、最も多い結果となりました。一方で、「まったく行ってない(24.4%)」「例年よりは減った(29.6%)」が続いており、約半数の人のお墓参り回数が減少していることがわかります。
 

コロナ禍以降、親子間での「死後」に関する話は微増

親子間で死後に関する話をしたかについて

コロナ禍以降、親子で死後(お墓の維持や葬儀、相続など)に関する話をしたかと尋ねたところ、6割以上が「以前も現在も死後のことについて話はしていない」と回答し、最も多い結果となりました。一方で「初めて親子で死後のことについて話をした(4.0%)」「以前より具体的に話し合っていたが、さらに話す機会が増えた(6.4%)」と、約10%の人はコロナ禍の影響を受けたと回答しており、死生観に少なからず新型コロナウイルスの影響があったことが伺えます。

死後に関する話の内容

次に、親子間で死後について話をした人に絞って、「死後に関する話の内容」について調査したところ、「お墓の維持(47.4%)」が1位にあがりました。しかしその一方で、「お墓の始末」についても約3割の人が回答。「財産(預金、保険金、不動産など)(36.2%)」「遺言や相続(18.4%)」といった金銭的な内容よりも、「今後のお墓について」に関するトピックに高い関心を持っていることが判明しました。
 

親子の世代間で「お墓の維持」に対する思いにはギャップが

「自身・配偶者のお墓を守ること」に関して

今回の調査では、親世代の「自身またはパートナー(配偶者)がお墓を所有している方」に、「自身・配偶者のお墓を守ること」についての質問も行いました。回答では、「お墓は守っていきたいが、子どもや親族に負担をかけたくないと思っている(52.5%)」 「自身の死後、子どもや親族に託してお墓を守ってほしい(36.7%)」という「お墓を守りたい」旨の回答が合わせて合計9割あり、大多数の方が今後もお墓を存続させていきたいと考えていることが判りました。しかしながら、子どもや親族に負担を掛けることを懸念しているようです。

祖父母・親の死後、祖父母・親が所有しているお墓をどうしたいか

一方で、子世代の 「親・祖父母がお墓を所有している方」に、「祖父母・親の死後、祖父母・親が所有しているお墓をどうしたいか」という質問では、「実家または配偶者のお墓を継いで、いずれ自分もその墓に入りたい(36.1%)」、「継ぐ立場にないが、いずれ自分も実家の墓に入りたい(10.5%)」「実家または配偶者のお墓を兄弟(姉妹)や親族と何とか守りたい(20.5%)」という回答がありました。回答者の約6割がお墓の継承に前向きな意思を持っていることがわかります。親が子どもへの負担を気にする一方で、「継承したくない」という回答は約1割と少数で、親世代と子世代の考えにはギャップがあることが読み取れます。 

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