4月7日は「プリン体と戦う日」
毎年、4月7日は「プリン体と戦う記念日」。株式会社明治が2015年に制定したもので、尿酸値の上昇をおさえる乳酸菌入りヨーグルト「明治プロビオヨーグルトPA-3」の発売を記念したもの。
「プリン体」という言葉としばしばセットで語られるのが「ビール」ですが、若者のビール離れが話題になるなど、ビール以外のお酒が人気を博している昨今。今、ビールはどのくらい飲まれているのでしょうか。
今回は、国税庁「国税庁統計年報」や総務省「家計調査」の調査を元に、令和時代のお酒出荷量の最新データを紹介します。記事後半では、ビールが好きな街ランキングも紹介します。
ビールの生産量は25年間でおよそ3分の1に
まず、ビールの集荷量の推移を確認します。下のグラフは、昭和45年から令和元年までの酒類別の出荷量を示したものです。
グラフから分かる通り、ビールの出荷量は、平成6年(7413キロリットル)をピークに減少していることがわかります。令和元年、ビールは、2354キロリットルとなっており、ピーク時の約3分の1にとどまっています。
一方、発泡酒や、第3のビールが含まれるリキュールの出荷量はビールの出荷量減少後に増加しており、令和元年では「発泡酒」596キロリットル「リキュール」2527キロリットルとなっています。(※「リキュール」には第3のビール以外のリキュール酒類も含まれます。)
令和最新、ビールが好きな街ランキング!
それでは、現在、ビールを最も消費している街はどこなのでしょうか。次のグラフは、ビールの購入数量の多い街、低い街をそれぞれ5つランキングで示したものです。
〇ビールの購入数量が多い街TOP5(1年あたり)
1位:秋田市 11.1リットル
2位:札幌市 11.0リットル
3位:大阪市 8.1リットル
4位:奈良市 8.0リットル
5位:青森市 7.9リットル
〇ビールの購入数量が少ない街TOP5(1年あたり)
1位:浜松市 4.1リットル
2位:津市 4.2リットル
3位:仙台市 4.6リットル
4位:大分市 4.7リットル
5位:水戸市 4.8リットル
酒豪が多いという通説のある秋田がランキング1位という結果になりました。浜松の4.1リットルと比較すると、およそ3倍の購入数の違いがみられました。
以上、今回は、ビールの出荷量の変遷と、ビールの消費量が多い街ランキングを紹介しました。新型コロナウイルスの影響で家で飲む機会も増えている昨今。くれぐれも飲みすぎには注意をしながら、美味しくお酒を楽しみたいですね。太りにくい飲み方や、ビールの種類によるカロリーを知りたい方は「ビールは太る? 太らないビールの飲み方&ビール種類別カロリー比較」をご覧ください。
また、最近では大手メーカー以外にも、多くのクラフトビールが日本各地で楽しめるようになりました。クラフトビールの詳しい説明は「クラフトビールとは? 大手のビール・地ビールとの違い」をご覧ください。