就職・転職の口コミサイトであるオープンワークが、2022年卒業予定の学生ユーザーを調査した「就職注目企業ランキング」を発表。東大生と京大生が最も注目している企業が同じであることが明らかになりました。
野村総合研究所が東大生・京大生の注目企業1位に
今回の調査では、22卒の学生ユーザーがどんな企業に注目して企業研究を始めているのかを調査しました。人気ランキングではわからない、学生が社員の口コミを実際にサイト上で調べている企業です。
1位は、東大生・京大生どちらも野村総合研究所という結果になりました。実際に働く社員の口コミによると「多岐にわたる研修や優秀な上司の元で働くことで、IT未経験で入社してもプロとして業務できるレベルまで引き上げてくれる環境」が魅力のようです。
2位以下もアクセンチュアやソニー、三菱商事や富士フイルムなど共通の企業が。ただ東大生に比べると、京大生は2位の関西電力など関西に本社を置く企業が多くランクイン。「大学と同じ関西で働きたい」という気持ちが少なからずあるようです。
早慶は金融系、MARCHはSCSKがランクイン
早稲田大・慶應大のランキングは、東京海上日動火災保険やメガバンクなど金融系が上位にランクイン。
東京海上日動火災保険は、総合職エリアコースの社員から「希望し叶えばグローバルに働くことができる。苦手や未経験でもアドバイスやチャレンジをもらえる」などの口コミが寄せられるなど、成長できる環境が魅力のようです。
一方で、明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大を合わせたMARCHでは、システムインテグレーターのSCSKが2位にランクインしました。
「組織全体での風通しが良く、意見を発しやすい。上長と自身のキャリア形成について年1回の面談があり、異動希望や職種変更、希望したいプロジェクトなどを伝えることができる」などの口コミが。
日頃の就業環境とキャリア形成、どちらの意味でも「働きやすい職場」として人気のようです。
就職活動も変えたコロナ禍。口コミサイトに注目が集まる時代に
今までの生活を変えたコロナ禍は、就職活動も例外ではありません。市況の変化から採用計画を見直す企業も多く、当初の志望業界や応募企業の変更を余儀なくされる学生も少なくない状況です。
しかし、合同説明会を始めとしたイベントは軒並み中止。OB・OG訪問なども難しく、企業の生の情報が得づらい。そんな中でオンラインでの情報収集、特に生に近い情報である社員の口コミサイトへの注目が増しているようです。
学生はもちろん、転職を考えている方など、企業をより深く理解したい方は活用してみてはいかがでしょうか。
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