名店だけを厳選! 編集部員が5つのいちご大福を食べ比べ&分析
みなさんは今までに「本当に美味しいいちご大福」を食べたことはありますか? もっちり柔らかい生地とほっとする甘さの餡に包まれた、みずみずしいいちご。ひとたび口に頬張ると、それぞれの甘さが絶妙なハーモニーを奏で始める、まさに珠玉の和菓子。それが「いちご大福」!
本企画は、All About編集部員のこんな一言から始動しました。「名店のいちご大福だけを集めて、食べ比べしてみたい……」。そこで、いちご大福に目がない編集部員数名によって、名店のいちご大福5つを食べ比べ、その味について本気で分析してみました! いちご大福が大好きな人から、好きだけど普段自分用にわざわざ買うことはない人、手土産に買いたい人まで、すべてのいちご大福好き必見の内容です!
1:名店の呼び声高い! 甘いもの好きな人におすすめ「御菓子司 翠江堂」
数ある和菓子店のなかでも、「名店」との呼び声が高い創業80年の「翠江堂」。いちご大福は看板商品のひとつで、大粒のいちごと贅沢に炊き上げたしっとり甘いこし餡の相性が抜群です。生地は柔らかくも歯ごたえのある餅。断面のいちご、こし餡、餅の3層のバランスが良く、美しい見た目も楽しめます。甘い味がお好みの人には特におすすめ!
■DATA
・価格 :苺大福 税込220円(1個)
・店舗情報:御菓子司 翠江堂
2:大福として抜群の完成度! いちご大福の元祖「和菓子処 大角玉屋」
昭和60年に日本で初めて「いちご豆大福」を製造し販売した、いちご大福発祥の和菓子店としても知られる「大角玉屋」。産地直送のいちご、小豆、砂糖、米、さらには水に至るまで、材料は国産の最高級品を厳選しており、添加物は一切使用していないのだそう。そのこだわりにふさわしく、豆の塩気と弾力のある餅のコンビネーションが素晴らしく、素朴な粒餡といちごの相性もばっちり。豆大福としての完成度が高い「THE いちご大福」ともいうべき一品!
■DATA
・価格 :いちご豆大福 税込324円(1個)
・店舗情報:和菓子処 大角玉屋
3:大粒あまおうの勝利! SNSで話題沸騰「覚王山フルーツ大福 弁才天」
愛知県名古屋市覚王山生まれの「覚王山フルーツ大福 弁才天」の大福は、市場から直送される季節のフルーツが主役。いちご大福に使用されるいちごは、季節や仕入れの状況によって旬のものが厳選されます。今回実食したいちご大福「あまおう」は、いちごをそのまま包み込んだようなフォルムで、ひとたび頬張るといちごのみずみずしさが口いっぱいに……! いちごそのものの甘さが引き立つよう、生地には高級羽二重粉を練りこんだ求肥を、餡には白豆本来の風味を活かした白餡を使用。味の一体感や見た目のインパクトも相まって、編集部員の多くが高い評価をつけた一品でした!
■DATA
・価格 :あまおう 税込600円(1個)※ 季節・仕入れ状況により変動あり
・店舗情報:覚王山フルーツ大福 弁才天
4:いちご2粒が嬉しい! 広尾の隠れ名店「和果子 果匠正庵」
広尾と恵比寿のやや中間地点にある「和果子 果匠正庵」は、知る人ぞ知る隠れ名店。看板商品のあんず大福に負けず劣らず人気なのが、このいちご大福です。いちごが2粒入っているのはインパクト大! この小粒いちごの酸味と、硬め食感でどっしりとした甘みの粒餡が絶妙な相性で、後味を甘すぎないバランスに整えてくれます。生地のもちもち感も楽しめるので、食べ応えは抜群!
■DATA
・価格 :いちご大福 税込388円(1個)※ 4月頃まで販売、いちごの状態により変動あり
・店舗情報:和果子 果匠正庵(HPなし 編集部調べ)
5:甘さ控えめの白餡でさっぱり。上品さが魅力の「銀座甘楽」
銀座に本店を構える「甘楽」は、厳選した国産原材料と作りたての美味しさにこだわる和菓子店。名物は豆大福ですが、いちご大福も人気が高い商品のひとつです。いちごの甘酸っぱさを引き立てる白餡、それらを包み込む宮城県産「みやこがね」を使用した柔らかい餅は、上品なバランスで比較的さっぱりとした味わい。甘いものが苦手な人でも食べやすい一品です。白に統一された見た目で、どこか高貴な印象まで漂わせる上級いちご大福!
■DATA
・価格 :いちご大福 税込288円(1個)
・店舗情報:銀座甘楽
あなたのお好みは? 名店のいちご大福を自分や大切な人へのご褒美に!
今回は、名店のいちご大福5つをピックアップしましたが、それぞれに味や見た目の個性があって、違いを楽しみながら食べ比べ&分析することができました。みなさんが気になったいちご大福はどれでしたか? 同じいちご大福でも、これだけバリエーションがあると選ぶのが楽しいですよね。「食べたい!」と思ったものは、自分や大切な人へのご褒美に購入してみてはいかがでしょうか? 名店のいちご大福、ぜひご賞味くださいね!