2021年で原作35周年を迎えた『ちびまる子ちゃん』。作者さくらももこさんの小学校時代を描いたアニメといわれています。国民的なキャラクターである「まるちゃん」は、本当のところどんな性格で、この先どんな人生を歩んでいくのでしょう。算命学によって「まるちゃん」の性格を解明しながら人生を占ってみたいと思います。
まるちゃんの陰占図と陽占図
まるちゃんの生年月日は、作者であるさくらももこさんと同じ1965年5月8日です。
以下画像は、まるちゃんの陰占と陽占です。これを基にして、まるちゃんの性格の根元に迫っていきます。
誰にでも平等に接するまるちゃんの性格の根元は?
アニメや漫画を見る限り、まるちゃんは誰に対しても平等・対等に接しています。大親友の「たまちゃん」はちょっと特別かもしれませんが、「みぎわさん」に対してもちょっと引きながらも真面目に接しています。そして花輪くんが大金持ちであってもこびることなく、怯むことなく他の友達と同じような態度です。
このようなおおらかで差別をしない性格は、陰占図から読み取ることができます。日干支で見ると「壬戌」となっていますが、「壬」が水性で大河を表します。「壬戌」で見ると湖を表します。両方とも悠然としていて、誰に対しても同じように水を与えてくれます。これを人間にするとドーンと構えることができ、差別することがなく誰に対しても対等に接することができる人になるのです。
おしゃべり上手な性格は?
まるちゃんは、陽気でおしゃべりがとても上手です。機転がきくというか、言い回しがとても面白かったり、上手だなと感じたりする部分もあります。つまり伝え上手なのです。これは陽占図の玉堂星があるからです。玉堂星は、ユニークでアイデアが豊富、頭の回転が早い人が持っている星です。相手の気持ちを考えながら話ができることもあって、言葉に嫌味がなく、相手を嫌な気持ちにさせることなく楽しいおしゃべりができます。
せわしくて、おっちょこちょい
まるちゃんは、ときに江戸っ子のような勢いがある行動をします。考えるよりも先に行動してしまうタイプではないでしょうか。
例えばお小遣いをパッと使ってしまい、おじいちゃん(友蔵さん)にお小遣いをねだることもあります。これは陽占図の車騎星があるからです。車騎星は、短気、直情、一本気な性格を示す星です。またまるちゃんはお姉ちゃんと同じ部屋を使っていますが、まるちゃんのスペースはいつも散らかっています。これも車騎星があるからです。ルーズな部分が顔を出すこともしばしばあります。
踊ったり歌ったりするのも車騎星があるから
まるちゃんは山口百恵さんや、山本リンダさんの物真似をして、踊ったり歌ったりしています。とても陽気な性格であることが分かります。実はこれも車騎星が関係しています。人前に出てパフォーマンスをすることに抵抗がなく、自分をストレートに出せるのです。
ただ、まるちゃんの陽占図を見ると、車騎星が2つあります。同じ星が2つあると、その星の特徴が強く出てしまうので、本来ならばストレートにものを言い、相手の言うことには耳を貸さないくらいの一本気の性格です。でも車騎星の上に調舒星(ちょうじょせい)があります。
調舒星は反発、反抗、孤独という特徴もありますが、一方でロマン、繊細、芸術家という性質もあります。車騎星のストレートにものを言ってしまう特徴を調舒星の繊細な部分が抑える形になっているために、嫌味がなくどこか物腰の柔らかさを感じる言い方になっているのです。
ちょっと批判的なブラックまるちゃん
まるちゃんはユニークで誰にでも優しく接することができる人ですが、一方でちょっとブラックな部分もあります。批判力が強くて、辛口のことを言ってしまうのです。時々、お母さんと喧嘩をしたり、ぼそっと批判的なことを言ったりすることがありますが、これは陽占図の天南星があるからです。この星は冒険・希望・自我・批判の特徴を持っています。
さくらももこさんの生年月日を元にして、まるちゃんの生まれもった性格を紐解いてきました。まるちゃんが作者のさくらももこさんであるならば、さくらさん自身も同じような性格だったのではないでしょうか。誰に対しても平等でおおらか、困っている人がいると手を差し伸べる優しい人だったと思われます。
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