いまだ生活に影響を及ぼし続けている新型コロナウイルスですが、2月28日で一部地域の緊急事態宣言が解除されるなどコロナ後の世界を少しずつ考える状況にもなりました。緊急事態宣言が明けた後、世間の人々は何をしたいと考えているのでしょうか。
KADOKAWAが運営するおでかけ情報サイト「ウォーカープラス」が実施した「緊急事態宣言が解除されたあとに何がしたいか」のアンケート結果を見ていきましょう。アンケートは2021年2月19~24日、1715人の読者を対象にアンケートフォームにて行われました。
約8割が「国内旅行」と回答、外食やライブイベントへの参加も多数
回答者1715人のうち、緊急事態宣言下地域に在住している1362人が「緊急事態宣言があけたらやりたいことは?」(複数回答可)のアンケートに回答しました。最多だったのは約8割が回答した「国内旅行」でした。Go To トラベルキャンペーンが全国で停止されている影響からか旅行を我慢している人は多いようです。
他に目立ったのは「レストラン等への外食(48%)」「プライベートで友人と飲み会(42%)」など外食がしたいという回答、「コンサート・ライブ・演劇・祭りなど(36%)」というライブイベントへの参加など、お出掛け欲が高まっている人はやはり多いようです。
「国内旅行で何がしたい?」地方や温泉に行きたい人が7割強
「国内旅行がしたい」と回答した人を対象に聞いた「国内旅行で何をしたいか(複数回答可)」の質問では「地方へ行きたい(72%)」「温泉に(71%)」という結果が目立ちました。日々溜まっていく疲れを温泉や人里離れた静かな風景で癒したい人が多いのかもしれません。
一方で「都会へ行きたい」と答えた人も20%いました。コロナの影響で最も警戒されている「都会への旅行」がいかに難しいかを表した数字かもしれません。「コロナ対策で部屋食プランやルームサービスを利用したい」と回答した人も12%と、緊急事態宣言が解除されても慎重な行動を心掛ける人は依然多いようです。
さらに12%の人が答えたのは「近場へ行きたい」という回答です。その理由を訊ねたアンケート結果によると「やはりコロナウイルス感染は避けたいため(61%)」「遠方へ出かけることによるコロナウイルス感染症感染拡大で周囲に迷惑をかけたくない(56%)」と6割以上はコロナウイルスを警戒して旅行先を選ぶ結果になりました。
少ないながらも「海外旅行」を希望する声も、今人気の海外旅行先は?
また、17%と多くはないながらも「渡航できる範囲で海外旅行に行く」と回答した人もいました。「今後、全ての国の入国制限が解除される日が来たら、どこの国・地域に何をしに行きたいですか?」という質問では「ショッピングやグルメなど(台湾、シンガポール、韓国、香港など)」(67%)、「遠出旅行(オーストラリア、ヨーロッパ、北米など)」(54%)、「ビーチリゾート(グアム、ハワイ、東南アジアなど)」(52%)というあまり偏りのない結果が出ました。
コロナウイルスが完全に収束した後ならば、その影響を受けることなく自由に過ごせる人がほとんどのようです。