「置き配」サービスとは?
新型コロナウイルス感染症の影響でネット通販の利用が増える中、荷物の受け取りは対面から「置き配」にシフトされつつあります。通販がメインだった「置き配」サービスが、ヤフオク!とPayPayフリマでも利用可能となりました。
置き配とは、購入者が指定をした場所、例えば玄関前にある宅配ボックスなどに荷物を配達してもらうことです。MMD研究所が2021年1月に行った「ECサイトの配送に関する調査」では、置き配の場所としては玄関前や自転車のかご、物置、ガスメーターなどが挙げられています。置き配の指定場所で最も多いのは玄関前で一戸建ての場合には87.5%、マンションやアパート居住の場合でも77.3%が指定しています。
ヤフオク!とPayPayフリマでも「置き配」が使える
ヤフオク!は2月24日、PayPayフリマは3月1日に「置き配」サービスを開始しました。ヤマト運輸が提供するEC向け配送商品「EAZY」と連携したサービスなので、配送方法は「ヤフネコ!パック」になります。その中でも対面での受け取りとなっている宅急便と宅急便コンアクトが対象です。
「置き配」サービスを利用するには、購入時に「置き配」のオプションを選びます。この時点では、置き場所の指定はしません。
受け取り場所は発送されてから決める
出品者が発送をすると、ヤマト運輸から「お届け予定eメール」が届くので、そこから受け取り場所を指定します。注意点としては、PayPayフリマではなくて、登録してあるアドレスにメールで届くということ。
荷物が届くと、荷物を置いた場所の写真と配達完了のメールが届くので、荷物を取りに行きましょう。
置き配のメリット
「置き配」サービスのメリットは、人との接触を避けることもありますが、家にいなくても配達されるという点です。荷物が届くとなると、受け取らなくちゃ!と思ってしまうんですよね。それにヤマト運輸の配達員さんからすれば、再配達の手間と時間の節約にもなりメルカリ両者にとってメリットがあるサービスといえます。
置き配の注意点は?
対面での受け取りがないということは、その分不安材料も出てきます。MMD研究所が行った「ECサイトの配送に関する調査」でも挙がっていますが、盗難や破損、水濡れや汚れなどの心配もあるのは事実です。それに玄関前に荷物が置いてあると、不在にしていることが分かってしまいます。届いたことが分かったら、できるだけ早く取りに行くことが大切ですね。
直接荷物を受け取らない置き配にはデメリットもありますが、それをカバーするような工夫をすることで楽に荷物を受け取ることができます。今後もネット通販やフリマアプリなどの活用機会は増えていくことでしょう。これを機に、「置き配」サービスを利用するのもいいかもしれませんね。
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