韓国でヒットした日本のアニメ映画トップ10は!?

韓国では様々な日本のアニメーション映画が劇場公開されています。その中でも、大ヒットを記録したのはどんな作品でしょうか!? 1~10位までご紹介します!

韓国でも人気の日本のアニメ

image_vulture / Shutterstock.com

韓国では、日本のアニメはとても身近な存在です。ケーブルTVのアニメチャンネルでは、時間帯別に様々な日本アニメが吹き替えや字幕で放送されています。

『ドラえもん』『名探偵コナン』『クレヨンしんちゃん』は、韓国の映画館で公開される日本アニメの常連。『妖怪ウォッチ』『ポケットモンスター』『ワンピース』など、日本でヒットしたアニメの劇場版はもちろん、アニメファンの間で話題のちょっとマニアックな作品なども劇場公開されてきました。

2021年1月には『鬼滅の刃 無限列車編』が公開となり、初登場で興行収入1位を記録。現在も順調に観客動員数を増やしています。韓国で大ヒットする日本のアニメ映画は少なくないだけに、これまで公開された作品の人気ランキングが気になるところ。

そこで調べてみました! では早速5位からどうぞ。
 

第5位 借りぐらしのアリエッティ(108万人)

韓国では2010年9月に公開されました。床下で暮らす小さな少女が、人間の屋敷からものを借りて暮らすという設定の面白さはもちろん、美しい絵も話題に。公開1週目で44万人を動員し、『崖の上のポニョ』の公開1週目より多い観客動員数でした。
 

第4位  崖の上のポニョ(151万人)

2008年12月に公開。かわいらしいキャラクターと、ついつい口ずさみたくなる主題歌は韓国でも大人気となりました。今でも各種映画プラットフォームのアニメ分野ではダウンロード数が多く、変わらない人気を誇っています。
 

第3位 千と千尋の神隠し(200万人)

2002年6月公開。観客動員数が200万人を超え、大きなニュースとなりました。10年後の2015年2月5日には再上映されており、この時も約16万人を動員しています。世界中でヒットしたこの作品、日本の次に興行成績が良かったのが韓国でした。
 

第2位 ハウルの動く城(301万人)

2004年12月に公開されて以降、「観客動員数が最も多かった日本のアニメ映画」の座に長らく君臨していた作品です。大人も楽しめるファンタジーとして、幅広い年齢層に支持されました。

2014年12月には、デジタルリマスター版で再上映もされています。久石譲氏作曲のメインテーマ「人生のメリーゴーランド」は、今でも韓国の人たちに愛されており、クラシック専門ラジオではリクエストが多い人気の曲です。
 

第1位 君の名は(373万人)

2017年1月4日に公開されると同時に興行収入1位に。RADWIMPSによる主題歌「前前前世」も話題となり、当時、韓国の至る所でよくこの曲を耳にしました。グーグルコリアによると「너의 이름은(君の名は)」が2017年人気検索ワード総合ランキングで1位に!

2018年には公開1周年を記念してアンコール上映されていますが、この時も人気検索ワードランキングで1位になっており、いかに注目されていたかがわかります。この作品で新海誠監督の名が広く知られるようになり、『天気の子』も公開前から注目を集めることとなりました。

トップ5のうち3作が宮崎駿監督・脚本作品、4作は宮崎駿脚本、同じく4作がスタジオジブリのアニメという点は、見逃せません。ランクインこそしていませんが、『となりのトトロ』は韓国でも誰もが知るあまりにも有名な作品です。普段、日本のアニメ映画は見ないという人でも、「ジブリ映画には関心がある」「複数見たことがある」という人がいるほど、スタジオジブリの作品は愛されているのです!
 

2021年、ランキングに変化が

続いて6位以降を紹介すると、2020年までは下記の通りの順位でした。

第6位 天気の子(71万人)

第7位 名探偵コナン 漆黒の追跡者(66万人)

第8位 名探偵コナン 沈黙の15分(64万人)

第9位 猫の恩返し(53万人)

第10位 ポケットモンスター キミにきめた!(50万人)
 

2020年までは……というのは、2021年1月27日に韓国でも『鬼滅の刃 無限列車編』が公開されたからです。

わかりやすいストーリーながら、登場人物の繊細な心情描写などが観客の心を掴んでいるようで、劇場には子どもから大人まで幅広い年齢層が訪れています。何度も繰り返し足を運んで鑑賞する鬼滅ファンも増加している模様です。

韓国で公開されたテレビアニメシリーズの劇場版の中で、最も興行成績が良かった作品は『名探偵コナン 漆黒の追跡者』の66万人という記録でしたが、『鬼滅の刃 無限列車編』は、これを公開わずか4週間で突破。

まさに快進撃といえる勢いで2月21日には累計観客数74万人を突破し、『天気の子』を破り6位にランクイン。この記事を執筆している3月1日現在、累計観客数は89万人、興行収入の順位は公開以来1~4位内を維持しています。

ということで、2021年2月21日現在、6位以降は次のような順位になります。

第6位 鬼滅の刃 無限列車編(89万人:2021年3月1日現在、累計観客動員数更新中)

第7位 天気の子(71万人)

第8位 名探偵コナン 漆黒の追跡者(66万人)

第9位 名探偵コナン 沈黙の15分(64万人)

第10位 猫の恩返し(53万人)
 

『鬼滅の刃 無限列車編』が驚異的なスピードで日ごとに観客動員数を伸ばしてるため、これもあくまで現時点での暫定的な順位。もしかすると、トップ5に食い込んでくる可能性も……!? この先の動向が見逃せないところです!

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