Diverseは、恋活中の20~30代男女500名を対象に行った「マッチングアプリの社会浸透度」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査は2020年12月、インターネットにて実施したものです。
自分がマッチングアプリを利用していることを知人や友人に知られても「気にしない」と答えた人が6割を上回るなど、かつては隠れて利用するイメージが強かったマッチングアプリに対する意識の変化が見られました。
マッチングアプリは「友人紹介」の次に多い恋活手段
現在、恋人が欲しいと思っている人を対象に「恋人を作るためにどんな行動しているか」を質問。「友だちに誰かを紹介してもらう」(27.4%)に次いで、「マッチングアプリを使う」(25.8%)が2番目に多い結果に。今や恋活・婚活パーティや合コン・街コンよりも、マッチングアプリを使っての恋人探しが主流になりつつあることが分かりました。
マッチングアプリ経由で付き合ったことがある人は、ほぼ4割
マッチングアプリの利用体験については、「マッチしたことがある」「メッセージで会話したことがある」が7割以上、マッチングアプリ経由で付き合ったことがある人もほぼ4割という結果に。異性と出会うだけの手段に留まらず、マッチングアプリが恋人を作るための真っ当な手段として使われていることがわかります。
7割以上の人がマッチングアプリで友人・知人を見つけている
気になるのは、マッチングアプリを利用していることを知人や友人に知られたらどうするか、ということ。「現在、恋人が欲しい」と思っていて「マッチングアプリを使ったことがある」人に対して、「アプリ内で知人や友人を見つけたことはある?」と質問すると、なんと7割以上の方が「見つけたことがある」と回答しています。
「マッチングアプリで知人や友人を見つけたときにどういう印象を持つか」を聞くと、6割以上の人が「ポジティブな印象」「なんとも思わない」と回答しました。
「マッチングアプリを利用」はポジティブな印象
「ポジティブな印象」を持った理由は、「恋人探しを積極的に頑張っているから」「コミュニケーション力が高そうだから」などの回答が多く、マッチングアプリを利用している知人や友人に対しての偏見が薄れつつあることがうかがえます。
「なんとも思わない」と答えた理由で圧倒的に多かったのは「自分も使っていてお互い様だから」「みんなが使っているから」という回答でした。
「恋人探しを頑張るのは普通のこと」知られても気にしない
「マッチングアプリを使っていることを知人や友人に知られたらどう思うか」という質問については、上記設問と同様に6割以上の人が「知られても特に構わない」と回答しました。アプリ内で知人を見つけるということは向こうも使っているということ。アプリを使っているもの同士、特に気にしないというのが実情のようです。
「知られても特に構わない」理由は、4割以上の人が「みんな使っているから」「恋人探しを頑張るのは普通のことだから」「見つける人もお互い様だから」との回答。もはやマッチングアプリの利用は一般化していて、知人に知られようと恥じることではない、という若者像が浮かび上がりました。
マッチングアプリは効率的で実用性が高い
かつては「出会い系」のマイナスイメージが強かったはずのマッチングアプリ。アプリを「はじめて知ったとき」は、6割以上の人が抵抗感を感じています。それが「現在」は30%以上減少しているという結果に。どうして不安や抵抗感が払拭されるのでしょうか。
現在「不安や抵抗感はない」理由は、「効率的に相手が見つかるから」という人が5割近く。実際にスマホ1つでたくさんの人と出会えたり、趣味が合う相手を探しやすいといった実用性の高さ、効率の良さが多くの人に受け入れられる要因のひとつになっているようです。
メリットは「普段会えない人と出会える」質の高さ
マッチングアプリを利用するメリットについては、「従来では会えない人と出会えるようになる」との回答が5割超。次いで「色々な考え方や魅力を持つ人と出会える」「多くの人と出会えるようになる」でした。出会いの機会が増えることや効率的に出会えることが支持される要因ではあるものの、一番メリットに感じていることは、多様性という観点での出会いの質の高さにあることが分かりました。
出会える相手の多様性や出会うチャンスの増加というメリットを背景に、利用がオープンになったマッチングアプリ。アプリ上で知人を通して出会うなど、今後も出会いの多様性は広がりそうです。