スマホ主要3キャリアの新料金プラン「乗り換えたい」1位はどこ?

docomoの「ahamo」、auの「povo」、SoftBankの「Softbank on LINE」のうち、スマホユーザーが最も乗り換えたいと思っているプランはどれ? ALL CONNECTが「主要3キャリアの新料金プラン」をテーマにした意識調査の結果を発表しました。

ALL CONNECTは2月4日、「主要3キャリアの新料金プラン」をテーマにした意識調査の結果を発表しました。同調査は、NTTドコモ・ソフトバンク・KDDIの新料金プラン発表を受け、1月19日(火)~20日(水)の2日間、全国の20~50代の自身で契約したスマートフォンを使用している男女1700名を対象に実施したもの。

3大キャリアの新料金プラン比較表

調査結果からは、現在使用しているキャリアごとに、乗り換えたいと思う新料金プランや乗り換えたい理由が異なることが明らかになりました。
 

大手3社のユーザーは自社の新料金プランへの乗り換えに意欲的

縦軸が契約中のキャリア、横軸が契約したい3大キャリアの新料金プラン

乗り換えたいと思う新料金プラン1位はNTTドコモ(docomo)の「ahamo(アハモ)」、次いでKDDI(au)の「povo(ポヴォ)」、ソフトバンク(SoftBank)の「SoftBank on LINE」が3位。主要3キャリアのユーザーは自身が使用するキャリアの新料金プランへの乗り換え意向が比較的高い傾向にありました。
 

また格安スマホユーザーは「ahamo」への乗り換え意向が高く、その理由は価格面はもちろんのこと「電波がつながりやすいキャリアだから」が他プランよりも高い結果に。格安スマホの電波への不安・不満はたびたび話題になります。格安スマホと価格で対抗できるdocomoの新プランに、電波の面でも期待していることがうかがえます。
 

認知度はdocomo>au>SoftBank

認知度では、先陣を切って発表したdocomoの「ahamo」が1位という結果に

主要3キャリアの新料金プランを知っているかという問いに対し、docomo「ahamo」を「知っている」と回答したのは全体の69.8%。auの「povo」の認知率が51.8%、SoftBankの「SoftBank on LINE」は43.1%と、3社のなかでdocomoが頭一つ抜きんでた格好です。docomoの新料金プランは最も早いタイミングで発表されたことから、インパクトも大きく、認知度に貢献したものと考えられます。
 

12月時点と比べると、docomoからau、Softbankにばらけた

ALL CONNECTは、2020年12月15日にも事前調査を実施し、docomoの「ahamo」に乗り換えたいかを聞いていました。当時と3社の新料金プランが出そろった2021年1月19~20日の調査を比較すると、「ahamo」に乗り換えたいと考える人の割合は他社ユーザーを中心に減少。大手キャリアの低価格プランの選択肢が増え、ニーズが他の2社にばらけたことが読み取れます。

<2020年12月15日実施>「あなたはdocomoの新料金プラン「ahamo」に乗り換えたいと思いますか」(単数回答、N=865)
<2021年1月19日~20日実施>「あなたはdocomoの新料金プラン「ahamo」に乗り換えたいと思いますか」(単数回答、N=1700)


【関連記事】

ahamo(アハモ)のメリットとデメリットを整理! ドコモ格安プランの注意点は?

KDDIの新料金プラン「povo(ポヴォ)」を解説! UQ mobileや他プランとどちらを選ぶべき?

1GB以下なら0円、楽天モバイルの“常識超え”新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を解説

「ahamo」で激変、携帯大手3社の料金プランの行方を占う

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『オッペンハイマー』を見る前に知ってほしい6つのこと。2つの用語、時系列、モノクロシーンの意味は?

  • どうする学校?どうなの保護者?

    なぜPTAで子どもの保険を扱うのか? 2024春、東京都Pが“別組織”で保険事業を始める理由

  • AIに負けない子の育て方

    2024年の中学入試は「弱気受験」だったというが…受験者増の人気校に見る、中受親の変化

  • アラサーが考える恋愛とお金

    仕事×子育てを両立できるのは「ごく一部の恵まれている女性」か。女性の社会進出という“風潮”が苦しい