アップルは日本時間の1月27日、iOS 14.4およびwatchOS 7.3の提供を開始しました。このアップデートにより、ついに日本でもApple Watchで心電図が計測できるようになりました。
心電図計測機能が使えるのは、Apple Watch Series 4以降(4、5、6のApple Watch)。連携するiPhoneは6s以降に対応しています。
アップルのサポートページには、「Apple Watchの『心電図』Appで心電図を記録する方法」が紹介されています。この方法に沿って、実際に心電図を計測してみました。今回使用した端末は、iPhone 11 ProとApple Watch Series 6です。
1. iPhoneで「ヘルスケア」アプリを開き、画面に表示される指示に従って「心電図」を設定します
OSをアップデート後、iPhoneでヘルスケアアプリを開き「概要」を下にスライドしていくと「Apple Watchで心電図がとれます。」の項目があります。「設定」をタップし、生年月日を入力。設定を進めていきます。
2. 設定を求める画面が表示されない場合は、右下の「ブラウズ」をタップし、「心臓」をタップしてから、「心電図(ECG)」をタップします
なお、心電図の計測は「ブラウズ」の「心臓」からも設定ができます。
3. Apple Watchで「心電図」アプリを開きます
続いて、Apple Watch側で「心電図」アプリを開きます。先ほどアップデートしたばかりなので、アプリ一覧の端っこのほうにありました。
4. 腕を机や膝の上に置きます
いよいよ計測です。Apple Watchを装着した腕を、机や膝など安定して場所に置いてスタンバイします。
5. Watchを装着していない方の手の指をDigital Crownに当て、Apple Watchで心電図が記録されるのを待ちます※ここではDigital Crownを押す必要はありません
Digital Crownに軽く指を当てて計測開始です。Apple Wacthを装着している手とは別の手のほうがやりやすいです。
記録が完了すると、分類が表示される仕組みです。その後に「症状を追加」をタップして、症状を選択できます。
「保存」をタップして症状を記録してから、「完了」をタップします。iPhoneに結果を表示するには、iPhoneで「ヘルスケア」アプリを開き、右下の「ブラウズ」をタップしてから、「心臓」>「心電図(ECG)」とタップします。
Apple Watchの心電図機能は、不整脈を検知することで海外で多くの人の命を救った事例があります。日本でも2020年に心電図アプリが医療機器承認を受けたことから、今後Apple Watchのさらなる活用が期待されます。
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