NTTドコモは12月3日、月額2980円(税別)の新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表しました。データ容量20GBで、通話は5分までかけ放題。オンラインでのみ受付可能で、提供開始は2021年3月。既に先行エントリーを開始しています。事務手数料やMNP転出手数料は無料。
ahamoは、海外82の国や地域でも追加料金なしで利用でき、20GBのデータ容量を使い切った後も、1Mbpsの通信速度でデータ通信が可能。元の通信速度に戻したい場合は、1GB当たり500円(税別)で追加ができます。通信はドコモの4G、5Gに対応し、キャリアメールは非対応です。
通話料金は、無料の5分を超える場合は30秒あたり20円。月額1000円(税別)で国内通話がかけ放題の「かけ放題オプション」もあります。
MMD研究所が12月3日に発表した「2020年通信乗り換えに関する実態調査」(スマートフォンを所有する15~69歳の男女2万人が対象)の結果によると、2020年3~10月にメインで利用しているスマートフォンを契約した2056人のうち21.3%が「楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)」、14.3%が「docomo」、13.3%が「Y!mobile」と回答しました。
楽天モバイルは月額2980円で5Gを含む通信が使い放題できるなど、他社と比較して安価な料金水準に注目が集まっていました。今回NTTドコモが同等の料金プランahamoを発表したことで、できるだけ通信費を下げたい利用者は選択肢が広がった形となります。
NTTドコモでは2021年3月の提供開始に先立ち、3日から提供開始日の前日まで先行エントリーを受付中です。ahamoの専用Webサイトから電話番号とメールアドレスを登録し、提供開始後にahamoを契約することで、dポイント(期間・用途限定)3000ポイントが進呈されます。
新規の契約や契約後の手続き、相談などは、すべてahamoのWebサイトや専用アプリで対応し、ドコモショップ、ドコモインフォメーションセンターなどでの取扱いや受付はしない予定としています。