「テレワーク歴20年」が伝授! 在宅勤務のコツ4つ
私はかれこれ20年以上自宅で仕事をしています。今でいうテレワークです。今は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにテレワーク(在宅勤務)をしている人もいますが、この先もこの働き方はある程度続くと思います。「家でも仕事ができる」と気づく人もいるでしょうし、通勤時間の短縮などメリットも多いからです。
ただずっと会社に出勤していた人にとっては、時間の区切りが難しかったり、家族がいると気が散るなどテレワークが苦痛になるかもしれません。そこで少しでもテレワークが快適になるように、私が20年間続けてきた中で実践してきたことを紹介したいと思います。
テレワークのコツ1:生活のリズムを崩さない
お盆やお正月、土日祝日であっても生活のリズムは崩しません。大体同じ時間に起きて、食事をして寝ます。テレワークは時間の管理も自分で行うので、例外を作ってしまうとだらけるような気がします。これはこれまで会社に出勤していた人でも同じでしょう。
いつもの時間に起きて食事をして、いつもの時間に寝る。生活の基本は変えないことがスムーズなテレワークの土台を作っていきます。
テレワークのコツ2:息抜きの方法を見つける
会社で仕事をしていれば他の社員がいて、会話などもします。でも家で1人で仕事をしていると、他の人との会話などが極端に少なくなります。ガヤガヤした空間に慣れていると、シーンとした場所を窮屈に感じることがあるかもしれません。またずっと座りっぱなしで動かないことで、逆に疲れることもあります。
そんなときに私は散歩に出かたり、お茶を飲んだりして、気分を変えるようにしています。人それぞれやり方は違うと思いますが、息抜きの方法を見つけておいた方が絶対にいいです。これがないと、仕事に追い詰められてしまうかもしれません。
テレワークのコツ3:時間ではなく「ノルマ」で考える
テレワークの場合、自分の都合のいい時間に仕事ができます。子どもが小さいときには子どもが寝ている早朝に仕事をしていました。また何時間仕事をしたからいいということではなくて、「仕事が終わればいい」と考えて、例えば1時間で終われば後は自由というようにしたのです。勉強と同じで質を求めたということです。
ただ会社によっては在宅であっても勤務時間が決まっていて、早朝や夜間ではなくコアタイムでの仕事が奨励されることもあると思います。ここは会社に属さないフリーランスと、会社員がテレワークをする際の違いになってくるでしょう。会社で仕事をしていた時間に、家で仕事をするという認識でいた方がいいかもしれませんね。
テレワークのコツ4:家族や周囲に「家で仕事をしている人」と認識させる
私がずっとテレワークをしている我が家では「お母さんは家で仕事をする人」と認識されています。そのため私がパソコンの前に座ると、他の家族も「仕事モードなんだな」とわかってくれます。
でも会社員の人がテレワークをする場合は、フリーランスとは家族の認識も違ってくるように思います。急に家で仕事をすると言われても、子どもは「お父さんが家にいるから一緒に遊びたい」と思うかもしれません。今は学校が休校になっていて、日中でも子どもが家にいる状態ですから、仕方ないと割り切ることも大切でしょう。学校が再開されれば今の生活とは違ってきますし、テレワークの時間を日中にしてしまえば、家族に強い協力を求めることはないと思います。
新型コロナウイルスとは長期戦になるといわれていますから、今後もテレワークをする人は増えてくるでしょう。ずっと会社員としてオフィスで仕事をしているのとは勝手が違うことも多いでしょう。
でも会社に行っていた時のように、一度自分のパターンを作ってしまうと楽になると思います。より快適に過ごせるように、「自分スタイル」を見つけていきましょう。