月末、GW直前。口座引き落とし、振込、支出の流れを整理しておこう

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として、国民1人あたり、一律10万円の給付をするという、政府の方針がかたまりましたが、補正予算が成立しても、実際の給付までには、まだ時間がかかりそうです。
 

一方で、4月末の給料が減額、残業代カット、休業手当が十分に支払われないなど、収入が大幅に減ってしまう家庭は、少なくないでしょう。振り込まれた給料を見てあわてないように、今からできることをやっておくようにしましょう。
 

<チェックリスト>

  • ポイント1:在宅勤務、外出自粛など、生活が激変し、支出がどう変わったかチェックする
  • ポイント2:固定資産税、自動車税、国民年金、国民健康保険など、税金や社会保障費の支払い額をチェックする
  • ポイント3:子どもがいる世帯なら、学校関係費の支払いなどをチェックする
  • ポイント4:生命保険料の支払い額をチェックする
  • ポイント5:住宅ローンの支払い、ボーナス払いの対応をする
  • ポイント6:ATMが込み合う前に、現金を用意しておく
     

ポイント1:在宅勤務、外出自粛など、生活が激変し、支出がどう変わったかチェックする

多くの家庭で、特に4月以降、生活が激変しています。在宅勤務に変わるなどの影響で、家庭内での消費の中身が変わってきています。食費、光熱費、日用品、特に除菌などにかかわる費用は、これまでと大きく変わっています。逆に、外出自粛によって、外食費、交通費などは、減っている費用でしょう。
 

家計支出を改めて書き出し、プラスマイナスを把握しておくようにしましょう。公共料金などは口座引き落としにしている人も多いと思いますが、もしも負担に感じるようなら、支払い猶予の申請をしましょう。各自治体、電力、ガス会社によって対応が異なりますので、早めの申請、確認をしましょう。
 

ポイント2:固定資産税、自動車税、国民年金、国民健康保険など、税金や社会保障費の支払い額をチェックする

日頃の家計支出以外に、税金や社会保障費の支払いは、4~6月に集中します。これまでは毎月の収入から支払いができていたことが、難しい家庭もあるでしょう。こうした時のために予備費として別立てで貯蓄をしていたなら問題ありませんが、そうでない場合は、定期預金を解約するなど、支払い口座がショートしないように、お金の移動を早めにやっておきましょう。
 

総合口座であれば、普通預金口座の残高がなくなっても、定期預金があれば、それを担保に自動貸越で引き落としできますが、高い金利がついてしまいます。月末月初に、口座引き落としされる費目、金額をチェックし、残高がマイナスにならないよう、気を付けましょう。さらに、公的なものは、支払い猶予について発表されていますから、各自治体に確認するようにしましょう。
 

ポイント3:子どもがいる世帯なら、学校関係費の支払いなどをチェックする

学校が休業であるにもかかわらず、給食費の支払いをはじめ、学校関係費の支払いがある場合は、その取り扱いについて、学校に確認しておきましょう。塾や習い事なども同じです。公立の場合、自治体によって扱いが異なりますので、支払い猶予が認められる場合は、申請してもいいでしょう。
 

ポイント4:生命保険料の支払い額をチェックする

多くの生命保険会社では、月払いの場合、通常1カ月の保険料払込猶予を最長6カ月までに延ばす対応をしています。支出の調整ができなければ、契約している保険会社に払込猶予を申し出るようにしましょう。
 

ポイント5:住宅ローンの支払い、ボーナス払いの対応をする

収入が減って、もっとも負担が重くなるのは、住宅ローンの返済でしょう。住宅ローン返済の延滞は、絶対避けなければなりません。返済が難しいと思ったら、すぐに借入金融機関に相談することが、なによりも大事です。毎月の返済額を減らすなど返済プランを変更する、一定機関の返済を猶予してもらうなど、住宅ローンに関しては、金融機関に相談することが、第一です。
 

加えて、業績悪化で、この夏、冬のボーナスが大幅に減額されることも十分予想されます。ボーナス返済を併用している場合は、あわせて、返済プランの見直しを早急に相談するようにしてください。
 

ポイント6:ATMが込み合う前に、現金を用意しておく

GWも間近に迫っています。今年は旅行などに出かけないとはいえ、休暇中は、何かと支出がかさむものです。キャッシュレスが進んでいますが、やはり一定の現金は手元に置いておく必要があるでしょう。給料日後、GW前でATMが込み合う前に、現金を引き出しておきましょう。


今後、家計は、ますます厳しくなることが予想されますが、支払いが猶予できるものは、後払いにし、できるだけキャッシュを減らさないことです。支出削減もやりすぎるとストレスになってしまいます。生活していくうえで必要なお金を書き出し、日常生活が滞りなく送れるよう、今からできることをやっておくようにしましょう。