貯まらない人がやっている!?「無自覚な出費」につながるワナ

なかなかお金が貯まらない!という方は、もしかしたら「無意識的」にお金を浪費しているかもしれません。そこでお金が貯まらない人がうっかりやっている「無自覚な出費」につながりやすい、3つのきっかけを取り上げます。

「自動販売機で飲み物を買わない」とか、「買い物をするのはセールのときだけにする」とか、いろんな節約テクニックを駆使しているのに……なかなかお金が貯まらない!という方をよく見かけます。
 

こういう方は、「意識的」には上手にお金を節約しているのですが、「無意識的」にお金を浪費してしまい、気づけばお金を失っています。
 

そこで今回は、お金が貯まらない人がうっかりやっている「無自覚な出費」につながりやすい、3つのきっかけを取り上げます。
 

無自覚な出費その1:収集癖

まず1つ目が「収集癖」です。たとえば、漫画を1~2冊買ったとき。面白いマンガだと、ついつい「全部揃えたい!」という気になるものです。
 

10~20冊くらい買ってからは、もう大変。仮に漫画に飽きて、「大して面白くないなぁ……」と感じていても、収集癖を満たしたいがために、惰性で買い続けてしまいます。
 

かくいう僕も収集癖が強く、少し気を抜くとお金を使ってしまいます。収集癖に負けないためには、「仮にいま、(収集したい対象を)1つも持っていないとしても、この買い物をするだろうか?」と再考するのが良いでしょう。
 

無自覚な出費その2:仲間意識

次が「仲間意識」です。たとえば、友人同士で誕生日パーティーなどを豪勢に行うグループが挙げられます。


仲間同士で仲良くするのは良いことですが、度が過ぎるとただの浪費癖につながります。本当の友達なら、べつに豪勢な振る舞いをしなくても、質素な遊びだけでも十分楽しめるはず。
 

たまに会う仲間とは豪勢に遊びたくなるものですが、「豪勢に遊ぶこと=楽しい」と条件反射的に考えるのではなく、安くて楽しい遊び方を考えてみるのも大切です。
 

無自覚な出費その3:流行

最後が「流行」です。僕らは社会的な生き物なので、多かれ少なかれ「まわりに同調しないと置いていかれそうで怖い」という恐怖心を抱えています。
 

特に、みえっぱりな性格な方は、流行についていこうと躍起になりがちなので要注意。流行についていかずとも、「流行についていかなくても認めてくれる場所」さえあれば、怖がる必要はありません。


全ての流行を追いかけていてはお金が足りません。まわりに同調していても、5~10年後に残るのは「流行遅れの某」だけですから、むやみに追いかけない方が良いでしょう。
 

……以上、貯まらない人がうっかりやっている「無自覚な出費」につながる3つのケースについてお話ししました。


これらの支出は、文字通り「無意識」のうちに行われます。だから、「自分は大丈夫」と高をくくる人ほど危ないです。かくいう筆者も、気付くと無意識な浪費をしています。そうならないために、知恵を絞って予防する方法を考えるのが大切ですね。


※参考図書:影響力の武器(第三版)

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