お得ではあるけれど……キャッシュレス決済の落とし穴

2019年10月、消費税が8%から10%へと増税されました。増税を受け、少しでも節税しようとキャッシュレスに興味を持ち始める方も多いようです。そこで本記事では、キャッシュレスにまつわる僕の見解をお伝えします。

キャッシュレスはお得!

2019年10月、消費税が8%から10%へと増税されました。増税を受け、少しでも節税しようとキャッシュレスに興味を持ち始める方も多いようです。そこで本記事では、キャッシュレスにまつわる僕の見解をお伝えします。
 

結論から申し上げると、「キャッシュレスはお得!」です。
 

キャッシュレスを使えばポイントが貯まりそのぶんお得に買い物できます。利用するサービスにもよるでしょうが、多いときには数%もポイント還元を受けることができます。
 

それこそ100万円使う場合は、現金よりもキャッシュレスの方が数万円お得です。支出額が増えるほど、ポイント還元によるお得感が増します。
 

以上を踏まえ、僕の周りでもキャッシュレスを使って上手にポイントを受け取り、節約している方もいます。
 

キャッシュレスは「万人向け」ではない! 注意したいこと

ただし、注意点が1つ。
 

キャッシュレスが「万人向けか?」と聞かれると、そうともいえません。キャッシュレスによるポイント還元はせいぜい数%です。ですが、精神科医のデビッド・クルーガー博士の研究では「クレジットカードを使うことで、支出が23%増えた」ことが確認されています。
 

ポイント還元で得することができても、サイフの紐がゆるんで無駄遣いしてしまっては意味がありません。
 

そもそも、キャッシュレス業者が「ポイント還元!」などのお得なオファーを打ち出せるのは、財布の紐をゆるめて支出を増やす効果が期待できるからです。
 

僕は自分の自制心をあまり信じていません。衝動買いの癖があるので、キャッシュレスはなるべく利用しません。「自分を信じられない人は、キャッシュレスの利用は控えておいた方が良い」と思います。
 

「キャッシュレスのポイント還元」よりもおすすめしたいこと

その代わり、筆者はiDeCoなどの節税制度を利用することで、所得税+住民税の数十%を節税しながら貯蓄しています。キャッシュレスによる節約効果よりも、いくぶんか得だと思います。
 

まだキャッシュレスを利用していない方や、すでにキャッシュレスを使い始めたけれど「節約になっていないかも……」といった違和感を覚える方は、iDeCoなどの節税制度を利用してはいかがでしょうか。

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