11月3日、学生3大駅伝の一つである「第51回全日本大学駅伝」が愛知県~三重県で行われます。シード校、選考会を勝ち抜いた大学、そして選抜チームの全27チームが出場し、大学駅伝日本一を決めます。
こちらの記事では全国の選考会を勝ち抜いた出場校の顔ぶれを紹介していきます。
まずは、前回大会シード校を復習!
前回大会の上位8校がシード校として、今大会にも出場します。各地の予選会は激戦なので、本戦でもシード権を取りに行くことが重要になります。
- 青山学院大学(前回1位)
- 東海大学(同2位)
- 東洋大学(同3位)
- 駒澤大学(同4位)
- 帝京大学(同5位)
- 國學院大学(同6位)
- 法政大学(同7位)
- 城西大学(同8位)
各地区代表校の顔ぶれは?
ここからは、各地区ごとに、選考会を勝ち抜いた大学を紹介します。
北海道地区代表
- 札幌学院大学(2大会連続26回目)
8月17日に札幌市・モエレ沼公園コースにて駅伝方式で選考会が実施され、参加5校が「出場枠1」を争いました。参加5校のうち2校が棄権する厳しいコンディションのなか行われ、常連校の札幌学院大学が2大会連続の出場権を獲得しました。出雲駅伝1区でダントツの区間賞を獲得したローレンス・グレ選手(2年)の起用区間に注目です。
東北地区代表
- 東北福祉大学(7大会ぶり11回目)
9月26日に北上総合運動公園陸上競技場(岩手県)及びその周辺コースにて選考会が実施され、16km4名、10km4名の合計タイムにより、参加7校が「出場枠1」を争いました。東北福祉大学が2位とわずか18秒差という接戦を制し、7大会ぶりに出場権を獲得しました。
関東学連推薦校
- 順天堂大学(3大会連続24回目)
- 拓殖大学(3大会ぶり9回目)
全日本大学駅伝シード校を除く、箱根駅伝上位2校に与えられます。両校ともに主力を担っていた4年生が卒業。箱根駅伝を見据えて全日本でどこまで戦えるのか注目です。
関東地区代表
- 東京国際大学(初出場)
- 明治大学(12大会連続13回目)
- 早稲田大学(13大会連続25回目)
- 日本体育大学(2大会連続41回目)
- 中央学院大学(7大会連続13回目)
6月23日に相模原ギオンスタジアム(神奈川県)にて、10000mを4組にわけて8名(各組2名出場)が出走する選考会が実施され、参加20校が「出場枠5」を争いました。東京国際大学は初出場を選考会1位通過で決めました。以下、明治大学、早稲田大学、日本体育大学、中央学院大学が通過しました。次点の中央大学(選考会6位)とは僅か26秒差という混戦でした。実力校が多いことから、関東地区は全国屈指の激戦地区ともいわれています。
北信越地区代表
- 新潟大学(2大会ぶり12回目)
7月13日に長野市営陸上競技場にて、10000mを3組にわけて8名が出走する選考会が実施され、参加7校が「出場枠1」を争いました。日本インカレ10000m16位の森悠人選手(3年)を擁する新潟大学が2大会ぶりに出場権を獲得。2位信州大学とはわずか1分15秒差という僅差でした。
東海地区代表
- 皇學館大学(3大会連続3回目)
- 愛知工業大学(3大会連続18回目)
6月16日にウェーブスタジアム刈谷(愛知県)にて、10000mを4組にわけて8名が出走する選考会が実施され、参加13校が「出場枠2」を争いました。地元の東海地区代表は常連といってもいい皇學館大学と愛知工業大学が出場権を獲得しました。皇學館大学は1年時より活躍していた川瀬翔矢選手(3年)を中心とした戦力で愛知工業大学に4分33秒という大差をつけて1位通過を果たしました。
関西地区代表
- 立命館大学(19大会連続31回目)
- 関西学院大学(2大会ぶり9回目)
- 京都産業大学(7大会連続47回目)
6月30日、雨が降りしきる中、京都市西京極陸上競技場にて、10000mを4組にわけて8名が出走する選考会が実施され、参加12校が「出場枠3」を争いました。1位通過は打倒・関東勢の一番手といわれている立命館大学。2位通過は石井優樹選手(4年)を擁する関西学院大学、3位通過に出場校最多47回目の出場となる京都産業大学が入りました。
中国地区代表
- 環太平洋大学(初出場)
9月23日に道後山高原クロカンパーク(広島県)にて、各大学11名以上が10kmコースを走り上位8名の合計タイムにより、参加12校が「出場枠1」を争いました。常連校の広島経済大学を1分04秒退け、環太平洋大学が初の伊勢路への切符を掴みました。
九州地区代表
- 第一工業大学(3大会連続24回目)
6月16日に阿蘇市阿蘇農村公園あぴか(熊本県)にて、10000mを3組にわけて8名が出走する選考会が実施され、参加7校が「出場枠1」を争いました。こちらは常連校である第一工業大学が3大会連続出場を果たしましたが、2位福岡大学と46秒差、3位日本文理大学と50秒差という接戦を制しての出場となります。
また、各地区選考会で敗れたチームから選抜された日本学連選抜(オープン参加)と東海学連選抜(オープン参加)も出場します。