メンズアイテムを取り入れる女性が増えている理由とは!?
「女性にもオススメのメンズアイテム」という表示を、ユニクロの展示で見かけたことはありませんか。昔から、メンズアイテムを取り入れる女性は一定数いましたが、そこまで一般的ではありませんでした。
ところが、最近メンズアイテムを取り入れる女性が、これまで以上に増えています。その背景には、ピタッとしたジャストフィットだけではなく、「ドロップショルダー」や「ビッグシルエット」といった概念が、男女問わず定番化したことに関係しているようです。
メンズファッションに詳しいスタイリストのガイドが、「女性がメンズの服を上手に取り入れるコツ」についてお伝えします。
メンズ服の醍醐味は甘辛MIXコーデの発想
女性が真っ先に取り入れるべきメンズアイテムは「アウター」です。カジュアル要素があるブルゾンやフリースを選びましょう。女性は男性以上にカジュアルアウターが似合うからです。
男性は年齢とともにカジュアルがくたびれて見えがちですが、女性はスカートやフワッとしたブラウスやニット、女性らしいカワイイアイテムをカジュアルにMIXすることで洗練して見えます。
いわゆる「甘辛MIXコーデ」と同じ発想です。なので、その他パーツで女性らしさを装うことは欠かせません。たとえばスカートの活用です。パンツならば、スキニーパンツでボディラインを出しながらブーツインも素敵ですね。
秘訣は、生地感にあった!
ただし、どんなカジュアルアウターでも合わせられるわけではありません。肩がキレイに落ちないアイテムはNGです。たとえば、カッチリと肩で着るジャケットや、ブルゾンであっても生地が固い服は不自然に見えます。
一方、生地が柔らかいフリースや中綿が入ったブルゾンは、男性物を大きいサイズ感で着てもキレイに見えるのです。だからこそ、袖の長さより肩の落ち方を意識することが重要。袖が長い分には、「萌え袖」風に着こなすことで対応できるからです。
また、ファスナーやボタンの位置が、メンズとウィメンズで逆になりますが、これはさほど気になりません。実際、男性から見ても男性物を着ていることに気付かないものです。
アームホールは変えられない分、袖の絞りに注目する!
メンズである以上、ウィメンズよりアームホールは広くなります。だからこそ、袖コンシャスのブラウスやニットを合わせても収まりよく見えるのです。このとき、袖口が少しでもすぼまっている方が、手首のくびれを演出できます。また、袖をたくし上げて着ることも可能です。
インナーのアレンジがしやすかったり、
サイズ感の目安としては、
身長が高い方、ちょっとふっくらされている方が、メンズを上手に取り入れることで印象は劇的に変わります。ただし、「女性らしさをMIXすること」や「ドロップショルダー」をくれぐれもお忘れなく!