QRコード決済、どこが人気なの?
MMD研究所が2019年6月14日~18日の期間で「2019年7月 QRコード決済の満足度調査」を行いました。
対象は2019年7月QRコード決済利用動向調査で利用率が高かった上位6社のユーザーで、18~69歳の男女600人です。
それによると「満足」「やや満足」をあわせた総合満足度は64.7%。QRコード決済を使い始めた理由「ポイントが貯まる」「キャンペーンに興味を持ったから」が40%を超えていることから、お得感が得られたのだと思います。
その中で個別に決済方法を見ていくと、それぞれの特長やメリットも浮かび上がってくるでしょう。そこで総合満足度が高かった上位3社をランキング形式で見ていきます。
【3位】楽天ペイ
楽天ペイは目立つキャンペーンこそないのですが、ポイント還元のイベントを地味に行っています。楽天スーパーポイントが使えるので、日頃から楽天市場などを利用している人にとってはポイント消化で使うこともあります。
私自身も楽天市場以外のネットショップやフリマアプリのラクマでも使っています。高額な商品になったときに楽天スーパーポイントが使えるのはとてもありがたいです。
もちろん楽天スーパーポイントも貯まるので、楽天で完結している人なら断然「楽天ペイ」でしょう。とはいえ、楽天Edyや他のQRコード決済と比べると使えるお店が少なめなので、そこは今後に期待したいところです。
【2位】LINEペイ
無料メッセージアプリのLINEを使って支払いができるのが特長です。LINEペイの利用金額に応じて「マイカラー」があり、LINE Payボーナスがインセンティブとして付与されます。
プリペイド式のLINE Payカードもあり、JCBカードとして全国の加盟店で使うことができます。
LINEPayは20%還元などのお得なキャンペーンもありますが、コンビニやドラッグストア、ファミリーレストランで使えるクーポンの発行がとても多いので、買い物に行く前にはクーポンが出ていないかチェックするのがオススメです。
【1位】メルペイ
メルカリの売上金を使えるのが最大の特長といえます。
それまで売上金は、メルカリ内で使うか、現金化するしかなかったので、メルペイによってリアル店舗で使えるようになったのはメルカリユーザーとしてもメリットは大きいです。
20%還元のキャンペーンも頻繁に行われますし、時にコンビニなど指定ストアでの買い物で70%還元されることもあります。それ以外でも50%還元になるなど、かなり魅力的な決済方法といえそうです。
還元された分は翌日には反映され、そのスピード感も好評価につながっているのでしょう。
利用頻度が高いのはPayPay
総合評価へのランクインはなかったものの、利用頻度が最も高かったのはPayPayです。利用者の7割が週に1回以上使っているという結果になりました。
7月は指定の飲食店の支払い(11~14時)で最大20%還元される「ワクワクペイ」というキャンペーンがありました。8月にはコンビニが加わったので、 さらに利用頻度は増えそうです。
実は私自身もPayPayを使う頻度は高いのですが、その理由はPayPayチャンスがあるからです。Yahoo!プレミアム会員の場合には10回に1回、会員以外は20回に1回の確率で最大1,000円相当が当たるので、こまめに買い物をした方がチャンスが広がるというわけです。
心配な「QRコード決済の使い過ぎ」。防ぐには?
QRコード決済に関しては7Payでのトラブルが報告されたり安全性に疑問が持たれるのは事実です。
また、現金を直接扱わないので使い過ぎてしまうのでは?という声もありますが、基本的にはチャージをするので一定の金額以上を使わないようにすることは可能です。
QRコード決済に抵抗がある人も一度試してみるとその便利さを実感できるのではないでしょうか。