暑くなると食べたくなるのがカレー。最近はレトルトカレーも百花繚乱ですね。今回は人気のカルディコーヒーファーム・成城石井・無印良品のオリジナルカレーの中から、バターチキンカレーを実食しました。
バターチキンカレーはインド北部で食べられるトマトやバターで作る濃厚なカレーで、いまや日本でも定番の味。各店の味わいやこだわりをレポートします。
カルディコーヒーファーム「オリジナル インドカレー バターチキン」
カラフルなパッケージにもエスニック感が漂うのが、カルディコーヒーファームの「オリジナル インドカレー バターチキン」です。
食べてみると、ココナッツミルクの風味が色濃く、まるでインド料理店の味。小麦粉は使われていませんがバターのコクや生クリームのクリーミーさがあり、軽い口当たりながら味わいは濃厚。ゴロゴロ入っているお肉もやわらかく、満足感があります。今回はごはんと合わせましたが、ナンにつけてもよさそうです。
商品は2012年6月に発売。開発時はレトルトでどこまで「インド料理屋さんの味に仕上げるか」を目指したとのこと。カシューナッツペーストでコクをだし、味付けはクミン、コリアンダー、カルダモンなどをブレンドしたミックススパイスを使用、特製ガラムマサラで風味をだしているそうです。
<特徴>
- インド料理屋さんを目指した味
- エスニック好きにおすすめ
- ごはんともナンとも合わせやすい
成城石井「成城石井desica 骨付き肉を煮込んだ旨味たっぷりバターチキンカレー」
成城石井では2017年6月にオリジナル商品の最高峰シリーズ「desica(デシカ)」より「成城石井desica 骨付き肉を煮込んだ旨味たっぷりバターチキンカレー」を発売。レトルトカレーカテゴリーで常に上位にいる人気商品になっています。
骨付き肉がごろりと入っているのが特徴で、見た目のインパクト大。イタリア産24カ月熟成パルミジャーノ・レジャーノのコクやトマトの酸味が効いた贅沢な味わいで、ほどよい辛さがあとをひきます。
ちなみにチーズはジャージー牛の乳を30%も使用した濃厚でコク深いもので、バイヤーがイタリアで発見してから足掛け2年でようやく発売に至ったものだとか。また、ベースは鶏がらからとった出汁ではなく、丸鶏を炊き出したチキンブイヨンを使用し、化学調味料を使わずに仕上げるなど、随所に職人のこだわりが光るカレーです。
<特徴>
- 成城石井のオリジナル商品の最高峰であるdesicaシリーズのレトルトカレー
- 骨付き肉入りで食べ応えあり
- 成城石井の「職人の技」と「商品調達力」が実現
無印良品「素材を生かしたカレー バターチキン」
最後は無印良品の「素材を生かしたカレー バターチキン」。2009年の発売以来、カレーの中で人気ナンバーワンを誇り、発売以来4回のリニューアルを繰り返しながら進化しています。
直近のリニューアルでは、鶏肉の使用量が1.3倍になり、食べ応えもアップ。また、トマトの種類を2種類から3種類に増やし、旨み・酸味・甘味に特徴のあるトマトを組み合わせることでコクのある旨さに仕上げました。
食べてみると、トマトの甘みと酸味がしっかり感じられ、バランスのよいまろやかな味わい。辛みも適度で、子どもから大人まで好まれそうな味です。化学調味料・合成着色料・香料はすべて不使用。ほのかな甘みのあるカスリメティというスパイスの個性的な香りも食欲を誘います。
<特徴>
- 発売10年のロングセラー商品
- 4回のリニューアルで味が進化
- 子どもから大人まで好きな味
各社それぞれこだわりや味わいが違うバターチキンカレー。ぜひいろいろ食べ比べてお気に入りを見つけてみては。