彼とは言いたいことを言い合える仲と思っていたのに彼は実は……

アラフォーになって、ようやく「結婚してもいいかな」と思えるようになったサヤカさん(40歳)。友だちに声をかけまくって紹介してもらったのが3歳年下のトモキさんだ。彼はあまり収入が高くないことから、結婚をあきらめていたらしい。

言いたいことを言い合える仲だと思っていたのに……

アラフォーになって、ようやく「結婚してもいいかな」と思えるようになったサヤカさん(40歳)。友だちに声をかけまくって紹介してもらったのが3歳年下のトモキさんだ。彼はあまり収入が高くないことから、結婚をあきらめていたらしい。

 

何でも話せる関係に

「会って話してみたら、人としてすごく純なところがあって素直。経済的なことを気にしていたので、私だってそんなに収入が高いわけじゃないけど、ふたり合わせれば暮らしていけるんじゃないかなと言いました。いや、最初から結婚ありきで考えていたわけじゃないけど、彼がやたらと経済的なことを気にしていたので」

サヤカさんは、安くておいしい居酒屋が大好き。トモキさんとのデートでも店に連れていった。

「彼はびっくりしていました。デートだからって見栄を張ることはないし、今の時代、そんな高級店なんて行く必要もないでしょ。そう言うと、彼は本当にほっとしたみたい。そこからぐっと距離が縮まりました」

週に2度くらい、会って一緒に食べて話した。絵が好きという彼に美術館にも連れていってもらった。自分の知らない世界が開けていく感じを、サヤカさんは楽しんでいた。

「彼は知らないことはわからないと言える人。それにも信頼がおけました。私は映画好きだから、よくDVDを持っていって彼の部屋で一緒に見ましたね。彼の感想が楽しみだった。『こんな感想を言ったらバカにされるかもしれないけど』と前置きしながら、それでも核心をずばりと突いてくるのでおもしろかった」

言いたいことを言い、違う意見も許容していける。サヤカさんは1年つきあったころ結婚したいと心から思った。

 

彼女からプロポーズしたものの

つきあって1年、彼女はトモキさんをいつもとは違う少ししゃれたレストランに誘った。そして自分から「結婚しよう」と言った。

「当然、イエスという言葉が返ってくると思っていたら、彼はまじめな顔をして『少し考えてもいい?』と。気が合うし一緒にいて楽しいのになぜなのかと尋ねたら、『実はボク、気が休まらなかったんだ』って。『あなたは話もうまいし、いろんな情報も持っている。ボク、それに合わせないと嫌われると思ってがんばってきたけど、少し疲れちゃったんだ』とも言っていました。私は彼といるとラクだったのに、彼は私といてもリラックスしていなかったんですね」

トモキさんの意外な言葉に、サヤカさんは脱力してしまったという。

気が合う、楽しいと思っていたのは自分だけ。なんと虚しい1年だったのだろう。

「その後、彼とは別れました。別れて1年たったけど、私はやっぱり彼のことが好きだったなあと思ってる。彼は別れてほっとしたのかもしれませんが……」

ついに40歳になってしまったサヤカさん。あれ以来、誰ともつきあっていない。結婚への興味も失っているという。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • 「婚活」の落とし穴

    「年の差婚」の限界点……男性40代×女性20代は結婚相談所でも0.5%のスーパーレア案件だった!

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『デデデデ』が大傑作になった5つの理由。『前章』『後章』の構成の意義と、現実に投げかける希望

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    親を就活に巻き込むオヤカク、オヤオリ…“学校化”が進む企業に忍び寄る「毒ハラ」とは?

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    「港区女子=事業資金集め」という選択肢。昼は不動産営業、夜は港区ラウンジ嬢だった30代女性の現在