かしこい大人は夏のセールで買ってはいけない⁉
ついに夏物セールシーズン! いろいろ安くなっていて、買い物も楽しいですよね。ですが、セールでたくさん買っても、いざという時に着るものがない!というのはよくある失敗話……。今回はセールでついやりがちな失敗パターンについて、お伝えします。
1. 安さだけで買い、出番がないまま夏が終わる服
コレというものが見つかったわけではないけれど、セールの雰囲気や値引き率につられて「せっかく来たから何か買って帰らないと」と考える女性は意外に多いです。ですが、セールに出ているアイテムは基本的に売れ残りであることがほとんど。そのため一年中着られるベーシック服というよりは、いかにも夏!なデザインが多いです。
そして冷静になって考えてみると、セールで購入した夏物を着られるのはほぼ7、8月の間だけ。同じ春夏アイテムでもシーズン立ち上がりに定価で購入したほうが、着る回数は絶対に多いので、単に安さだけで買うとあまり出番がないまま夏が終わってしまうことも……。
派手なワンピースなどはさらに着る回数が少なくなってしまうので、夏の間に何回ぐらい着られそうかをイメージして、納得してから購入すると失敗しません。また、茶、紺、黒など秋でも着られそうな色を選ぶのも賢い方法です。
2. もうすぐ終わるトレンド服
トレンドアイテムはキャッチーだし、やっぱり可愛い! SNSで見かけたり、ウィンドウなどで頻繁に見かけていて、セールで遭遇すると思わず買いたくなってしまいます。ですが、この時期に、もうすぐ旬が終わるかもしれないトレンドアイテムに手を出すのは危険です。
例えばこの夏ならティアードスカートやワンピースなど。シルエットが特徴なのでアレンジしにくく、コーデの形も決まってきてしまいます。さらに、素材が春夏の薄手素材だからこそ生きるデザインなので、秋口まで着ると違和感が出てしまうかも。
ただ、涼し気で着映えするという点を重視して、この夏に着倒すつもりで購入するならアリ。長く着る、着回すという面を重視すると失敗する可能性が高いです。
3. 形はシンプルだけど色が微妙! 中途半端なベーシック服
デザインはシンプルだけどカラーが微妙、というパターンは「セールあるある」。シーズンの立ち上がりはベーシック色も揃っているのですが、セール時期に差し掛かると、特徴的な色はどうしても売れ残ってしまいます。特によくあるのは、ブラウスやシャツ、カットソー、カーディガンなど形はシンプルですが、色がオレンジやパープル、イエロー、グリーンなど特徴的なもの。
これらの色が本当に探していたものならそれこそお得ですし、買って大正解なのですが、もし自分の好みと微妙にズレている場合はその後もあまり着ない確率が高いです。
普段と違うファッションに挑戦したくて、セールをうまく利用するのはおしゃれ度アップにも効く方法。しかし「安いし形がシンプルだから、この色でもいいか」と、どこか妥協して購入するなら、見送ったほうがよさそうです。
4. 一見よさそうだけど実は着回せないボトムス
ボトムスは意外にセールで失敗することが多いアイテムなんです。理由は、派手な夏向けトップスなら厳しい目で見たとしても、一見普通のボトムスだと「まぁはくかも」とチェックがゆるくなり、選んでしまいがちだから。
ですが、セールで出ているボトムスはどこか流行を意識して作られていて、ブランド側からも来シーズンには売れないと判断された結果「セール対象品」になっていることがほとんど。
「涼しそう、通気性がよく速乾性がある、ラインがキレイ」など機能がいいボトムスは、それだけで着る動機になるので買ってOK。ですが、ベーシックで似たようなボトムスを数だけ増やしても、コーデは変わり映えせず、結果タンスの肥やしになりがち……。
なかには「セール品に限り返品・交換不可」という場合もあり、微妙に合わないボトムスを買ってしまうとどうにもならないので、要注意です。
失敗例を分かっているだけでも失敗しにくくなるはず。これを頭に置きつつ、セールを楽しんでみてくださいね!