男の本能をくすぐる!?「ハードルの低い女」がモテる?
世の中には何度も結婚を繰り返したり、何人かの男性の子を産んだりしながら、それでも何となく幸せそうに生きている女性がいるもの。「どうしてあんな人がモテるんだろう」と女性たちのやっかみを買うこともあるが、実はそういう女性、男の本能をくすぐるところがあるのかもしれない。
女の本能が男の本能をくすぐる?
「3回結婚して5人の子持ちという女友だちがいるんですよ。友人同士で話すんですが、お世辞にも美人じゃないしスタイルがいいわけでもない。それなのに離婚するとすぐ恋人ができる。結局、本人は働きもせずに子育てに明け暮れているものの、それが楽しそうなんですよね」
北関東に住むアキさん(46歳)はそう話す。中学の同級生だったヨシミさんは、17歳で最初の出産をし、その恋人とはすぐに別れて20歳で再婚して2人の子を産んだ。だが30歳前後で離婚、すぐに別の恋人ができて4人目の子を産んで彼とも一緒に住んでいたものの、数年後に別れた。その後もいつも男と一緒に住んでいたが、38歳でまたも出産と結婚。何とも目まぐるしい人生である。
「結婚は3回だけど、いつも間をあけずに男がいるのが不思議なんです。この話をすると、どうせたいした男じゃないだろうってみんな言うけど、そうじゃないんですよ。有名企業に勤めていたり、地元の名士の御曹司だったり。恋多き女というのか、男にとってはどこか魔性のようなところがあるのか。私たちから見ると、着ているものもちょっとだらしないし、時間にもルーズなところがあるし、本当にわからないんです。まあ、悪い人じゃないんだけど」
男からは「ハードルの低い女」に見えるのかもしれない。近づきやすくて気楽に話せて、性格は明るくて開けっぴろげ。もしかしたら、男がリラックスできるタイプなのかもしれない。
ハードルの低い女性のよさ
そんな女性とつきあったことがあると話してくれたのは、シンジさん(44歳)だ。30代後半、ふたりの子を引き取って離婚したばかりの同世代の女性と一緒に住んでいたことがある。
「家の中は乱雑だったけど、子どものことはかわいがっていましたね。当時、13歳と8歳の子がいたけどよく世話を焼いていた。そこに惹かれたんですよ。何というか大らかで、細かいことは気にしないけど愛情は豊か。料理だってばーっと作って大皿に盛って終わり、みたいな(笑)。取り繕ったところがまったくなくてね。喜怒哀楽も激しかったけど、それもいいなと思った」
だが、長く生活していくうちに少しずつすれ違いが見えてきた。何でも受け入れてくれる彼女だが、「本能に任せる生活」に彼が疲れてしまったのだ。
「何というのか非常に現実的なんですよね。理屈があまり通用しない。でも想像や理論の世界で話したいこともあるじゃないですか。彼女にとっては食べて寝て、子どもを育てることが重要なんだけど、人はそれだけじゃないと思って」
端的に言えば「向上心のない女性だった」と彼は言う。楽しい日常ではあったが、いつしか刺激がなくなった。それでも彼と別れて1年もたたずに、また別の男性と暮らすようになったというから、やはりそういう女性に惹かれる男は多いのだろう。
癒やしと刺激を同時に与えることができる女性なら、おそらくもっと長く続く関係をもてるのだろう。逆に女性から見ても、同じことがいえるのかもしれない。