2019年の離婚件数210,000組は多い? 少ない?
仮面夫婦、帰宅拒否夫、モンスターワイフ、モラハラ夫、PTA不倫などなど。もともとは愛し合って結婚したはずの、夫婦に関するマイナスワードをネットで見かけない日はありません。
平成が終わり令和がはじまった2019年の離婚件数は推計210,000組(厚生労働省「令和元年 人口動態統計の年間推計」より)。1000人あたりに1.7人しか離婚していない!? 「少ないじゃない」という印象があるかないかは人それぞれ。
ですが実際に役所に離婚届を出す夫婦というのは、長くて辛い話し合いや取り決めをして“腹をくくっている人々”です。
気持ちの上では「夫、嫌い」「妻、顔も見たくない」と思っていても経済的なこと、子供のことがストッパーになり、役所に書類を出すまで割り切れていない夫婦は水面下に隠れています。210,000組は、水面上に顔を出した、覚悟がある夫婦の数だと私は考えます。
「自分たち夫婦は大丈夫」と安心している人に聞きたい。今夜、夫のスマホに「また会いたいわ」とハートマーク付きのLINEが飛んで来ないと断言できますか。自分が秘密で買った株が暴落し大借金を背負ったことが夫にばれたらどうする?
そこで離婚話が浮上するか否かは、日常の心がけ次第なんです。そこでこの記事では「別れるかもしれない夫婦」にある共通点を挙げていきます。自分たちに当てはまっていないか考察してみましょう。
危うい夫婦5つの兆候
1. 家庭の決定事項は自分一人で決める
夫婦で相談をしない。したとしてもすでに各自で決めている。これは相手の気持ちを顧みない自己中態度の現れ。
2. 金銭感覚がずれている
10円単位で細かく家計簿をつける妻vs平気でタクシーを使う夫、など会話では埋められない生まれつきの感覚差がある場合、どちらかが我慢をすることになり、どこかで爆発。
3. 生活スタイルのすり合わせをしない
妻は朝早く起きてゆっくり朝食。夫はギリギリまで寝ていてカフェで朝食など。食事やくつろぐ時間をわざとずらす。歩調を合わせることをしない。
4. 相手を主語にしてバッサリ斬る(反論の余地なし会話)
「あなたは必ず子供のことを私に押し付ける」「あなたはいつも私のことを見下している」「あなたは絶対見たいテレビ番組をゆずってくれない」など相手の行動、すべてをひっくるめて「悪だ」と、自分にとっての悪いできごとはすべて夫が(妻が)原因と一般化する。都合が悪いことが増えていくと嫌いの感情が増幅してゆく。
5. 会話だけでなく目線も避ける
口を開けば喧嘩になり、気分が悪い。ならば無視すれば楽ちんと思うようになってしまったら、いよいよ重症。相手が何を怒っているのかわからない、知ろうともしないという無関心は、その場しのぎの稚拙な行動。相手を「ひと」と認めない冷酷な態度は自分の優しさすらなくしてしまうかも……。
まずはこの5つです。
「LINEが事務的になってきたのはどうか?」などとも聞かれますが、これはなんともいえません。仕事がたてこんでいる、元々メールコミュが苦手などタイプがあります。
不穏な兆候に気づいたら、LINEで「二人で週末、ワイン飲もうか」レベルの確認ジャブを打ってみてください。返信が、「忙しいから無理」か「いいね! 買って帰るよ」か。
LINEの返信を深読みしましょう。「そこに愛はあるのか?」です。「なし……」と感じたら改善策を考えるとき、と思った方がいいかもしれません。