「正しさ」にこだわる人が、恋を壊しやすい理由

「自分は間違っていないのに、どうしてフラれてしまうのだろう?」なんて思っていませんか? パートナーに自分の「正しさ」ばかりを押し付けると、関係は壊れてしまうかもしれません。

正しい人がいい関係を築けるわけでもない


「自分は間違っていないのに、どうしてフラれてしまうのだろう?」なんて思っていませんか?
 

パートナーに自分の「正しさ」ばかりを押し付けると、関係は壊れてしまうかもしれません。

  

例えば、恋人と焼肉を食べる約束をしていたとします。あなたは、前の日から気持ち的に焼肉を食べる準備ができていたとします(笑)。でも、当日になったら、恋人がテレビでカレー特集を見ていて、「やはりカレーにしない?」と言い出したとします。
 

そんなときあなたが怒って、「どうして?焼肉を食べる約束したじゃない! 約束したのだから、絶対に焼肉がいい!」と言って、無理やり恋人を焼肉屋に連れて行って食事をしたとします。

あなたは、食べたかった焼肉が食べられて満足でしょうが、カレーを食べたった彼(彼女)にとっては、いいデートになったのでしょうか?
 

折り合いをつけることが大切!


もちろん約束をしたのに、違うものを食べたいと言い出した彼(彼女)にも問題はあります。でも、だからって、「約束を守るのが当然」と言わんばかりに、焼肉屋に行ってしまったら、相手にとってはつまらないデートになることでしょう。
 

それこそ、彼がカレーを食べたくなってしまったのであれば、ファミレスなど、焼肉もカレーも食べられるお店に行けば、2人の要望は叶います。そうやってお互いに譲歩しあって折り合いを付けていくことは、2人の関係において大切なことなんですよね。
 

「正しさ」よりも「思いやり」


そもそも「正しさ」にこだわる人は、1つ大事なことを分かっていません。それは、「正しさは、人によって変わってくる」ということです。
 

今回の例でも、「約束したものを食べる」というのが自分の正しさであっても、相手にとっては、「その都度、食べたいものを食べる」という方が正しいことだってあるのです。それくらい正しさというのは、あやふやなものなのです。
 

あなたの「正しさ」が、相手にとっても正しいとは限りません。だからこそ、自分の「正しさ」ばかりを主張することなく、相手と折り合いを付けていくことが大切なのです。
 

またパートナーシップにおいては、「正しい」「正しくない」以上に大切なことは、「一緒にいたいと思うか?」ということです。どんなに自分の方が正しくても、それを相手に押し付けて、「もう一緒にいたくない」と思われてしまったら、別れるしかありません。
 

つまり、パートナーシップにおいて大切なのは、「正しさ」よりも「優しさ、思いやり」だと言えるのです。
 

自分にとっての「正しさ」ばかりを主張することなく、相手と折り合いをつけて、いい関係を築いていきたものですね。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

注目の連載

  • アスリートの育て方

    なぜ元日本代表・細貝萌は、ずっとサッカーエリートでいられたのか。幼少期に訪れた、知られざる転機

  • ヒナタカの雑食系映画論

    アニメ映画『ふれる。』で“20歳の青年”を主人公にした意味は? 挑戦的かつ優しい3つのポイントを解説

  • 「正直、日本ってさ…」外国人に聞くぶっちゃけニッポン

    「ラーメンやすき焼きのお店まで……」30代グアテマラ人男性が語る、出身国で流行している日本の食文化

  • AIに負けない子の育て方

    学校から暗に退学を勧められ…。中学受験に無事合格も、彼らが「転校」を余儀なくされた理由