ニューヒーロー誕生!? 第85回日本ダービー出走予定馬をチェック!

5月27日(日)に開催される第85回日本ダービー。牡馬クラシック2冠目としてだけでなく、競馬ファンの注目度が高く、東京競馬場には毎年10万人ほどの観客が集まる大レースです。今年は21頭が最終登録をしましたが、その中で注目馬をピックアップしました。

競馬界が盛り上がる1日、ダービーを思いっきり楽しもう!

競馬ファンにとって、5月下旬は特別な季節です。その理由は最終日曜日に日本ダービーが行われるから。今年も5月27日(日)に東京競馬場で開催されます。
 

◆2018年ダービー最終登録馬

馬名 主な実績 備考
エタリオウ 18年青葉賞2着 優先出走馬
エポカドーロ 18年皐月賞 優先出走馬
キタノコマンドール  18年すみれS 優先出走馬
コズミックフォース 18年プリンシパルS 優先出走馬
ゴーフォザサミット 18年青葉賞 優先出走馬
サンリヴァル 18年皐月賞2着 優先出走馬
ジェネラーレウーノ 18年京成杯 優先出走馬
ステルヴィオ 18年スプリングS 優先出走馬 
ダノンプレミアム 17年朝日杯FS
タイムフライヤー 17年ホープフルS
ワグネリアン 17年東京スポーツ杯2歳S 
ジャンダルム 17年デイリー杯2歳S
ステイフーリッシュ 18年京都新聞杯
オウケンムーン 18年共同通信杯
ブラストワンピース 18年毎日杯
テーオーエナジー 18年兵庫CS
グレイル 17年京都2歳S
アドマイヤアルバ 18年京都新聞杯2着
アイトーン 18年若葉S 除外対象
リョーノテソーロ 18年クロッカスS 除外対象
ケイティクレバー 18年若駒S 除外対象

  

クラシックレースの中でも最も注目されることが多いダービー。もともとは競馬発祥の地、イギリスのダービーをもとに作られたもので、高校野球に例えるならば夏の甲子園大会のようなもの。一生に一度しか出られない大舞台なだけに日本のホースマンは誰もが一度はダービーを制したい、ダービーに出走できる馬に携わりたいと願ってやまないレースです。
 

昨年も調教師として歴代3位の勝ち数を誇る名伯楽・藤沢和雄が管理馬レイデオロで念願のダービー制覇を果たすなど、数々のドラマが生まれています。また、かつてダービーを制した馬を見てみるとディープインパクトやオルフェーヴル、キズナなど、その後、競馬界をリードする存在として注目されるようになります。
 

未来のスターホースが誕生する要な一戦となるダービー。どんな馬が出るか気になりますよね。そこで、5月13日(日)に発表された最終登録馬の中から注目馬3頭を紹介します。
 

ダービー注目馬その1:エポカドーロ

皐月賞時のエポカドーロ
皐月賞を制したエポカドーロ。鞍上の戸崎圭太はダービー初勝利がかかります(筆者撮影)

父オルフェーヴルとの親子制覇を目論む今年の皐月賞馬。皐月賞当時も7番人気とあくまで伏兵としての扱いでしかありませんでしたが、父とは異なり好位から追走できるレースセンスの良さが光りました。先行して粘れる馬は展開に左右されることが少ないので、ダービーでも好走必至と称されています。
 

唯一の難点となっているのが過去10年の皐月賞馬のダービー成績。全体で見ると[2・1・2・6](1頭不出走)とまずまずですが、ダービーで1番人気に支持されなかった場合は[0・0・0・3]とすべて着外。二冠達成を占うには「ダービーで1番人気に支持されるかどうか」にも注目すべきだと言えるでしょう。当日の人気にも注目したい1頭です。
 

ダービー注目馬その2:ダノンプレミアム

弥生賞時のダノンプレミアム
弥生賞以来の実戦となるダノンプレミアム。ディープインパクト産駒として4頭目のダービー馬となるか(筆者撮影)

今年の皐月賞が混戦となった最大の理由がダノンプレミアムの回避と考える関係者は多くいることでしょう。なにせここまで4戦無敗、皐月賞に出走していたら間違いなく好勝負だっただろうと称される世代最強馬がダービーの舞台で復活を期します。
 

父にディープインパクトを持つダノンプレミアムですが、そのレーススタイルは後方から差して来る父とは全く大違いの先行馬。皐月賞を制したエポカドーロをどうマークするのかはもちろんですが、母系の一族をたどっても長距離戦で活躍した馬が少ないので、2400mのダービーの舞台がどう出るかが不安視もされます。また、過去20年、2カ月の休み明けでダービーを制した馬は不在。そんな2つの不安なデータを破ってダービーを制するかの期待がかかります。
 

ダービー注目馬その3:キタノコマンドール

皐月賞時のキタノコマンドール
皐月賞5着から逆転を狙うキタノコマンドール。名付け親はあの北野武(筆者撮影)

皐月賞で敗れた中では最も伸びしろがあるのでは?と期待される素質馬。全姉のデニムアンドルビーはフローラSを制し、オークスでも3着に入ったように距離に不安が全くないタイプで、末脚のキレは世代屈指。キタノコマンドールも、皐月賞で5着に敗れたとはいえ、上がり3ハロンのタイムはメンバー最速となる34秒8。パンパンの良馬場で行われるようならば、まだまだ見限ることはできないでしょう。鞍上のミルコ・デムーロは過去に2度ダービーを制しているように勝負強さはピカイチです。
 

その他にも青葉賞を制したゴーフォザサミット、京都新聞杯を勝ったステイフーリッシュなど実力馬が多数エントリー予定。オープン特別を制しているアイトーンらが除外対象となるハイレベルなレースとなります。
 

新たなスターが誕生するダービー、レース当日は東京競馬場でも様々なイベントが行われる予定なので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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