コンパクトSUVのBMW X2が日本デビュー

4月16日から受注を開始したBMW X2は、SACシリーズの末弟になり、コンパクトでありながらスタイリッシュなSUVに仕立てられている。どのような特徴があるのだろうか?

BMW X2は「SAC」シリーズの末弟

BMWジャパンは4月16日、新型のSUV「BMW X2」を日本市場に導入すると発表した。
 

BMWはSUVを「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」、クーペの要素を盛り込んだクロスオーバーSUVを「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と称している。SAVはX1、X3、X5の奇数の車名を掲げ、SACはX4、X6という偶数の車名が与えられている。
 

同日から受注を開始した「BMW X2」は、SACシリーズの末弟になり、コンパクトでありながらスタイリッシュなSUVに仕立てられている。

X2のボディサイズ
BMW X2のボディサイズは、全長4375×全幅1825×全高1535mm、ホイールベース2670mm

 

ボディサイズは小さいものの、存在感を高めるデザイン

価格帯
X2の価格帯は、4,360,000円〜5,150,000円

駆動方式は、X1と同様にFFベースの4WD(FFと4WDを設定)で、エンジンは1.5Lの直列3気筒ガソリンターボ、2.0Lの直列4気筒ターボという組み合わせ。なお、駆動方式は、前者がFF、後者が4WDになる。
 

デザインでの注目点は、従来のクーペスタイルに固執しなかったというルーフラインで、BMW Xモデルらしい強固な印象を残し、やや無骨なフォルムにすることで躍動感を演出したという。この点は、ボディサイズ(とくに全長が短く、全高が低い)が小さいということで、存在感を高める手法を採ったと見ることもできそうだ。
 

ライバルはボルボXC40やトヨタC-HRなど多数

スポーツグレードも登場
X2には、新たにスポーティグレードの「M Sport Xモデル」が設定されている

ライバルは、先に登場したばかりのボルボXC40やアウディQ2、アウディQ3、フォルクスワーゲン・ティグアンなど多くの輸入車勢はもちろん、トヨタC-HRをはじめとした日本勢も競合するかもしれない。なお、BMW X2のボディサイズは、アウディQ2とQ3の中間的な大きさになっている。
 

コックピット
BMWお馴染みのコクピット。安全やコネクティビティは最新装備が与えられている

 

ブランド・フレンドに香取慎吾氏を起用

BMW X2の発表と同時に、BMWのブランド・フレンドに香取慎吾氏が就任したと発表した。
 

同氏は、表現者としてタレント活動だけでなく、アートやデザインなど様々な分野で挑戦し続けていて、その姿勢が新型BMW X2の掲げる「UNFOLLOW(常識や周囲の評価起点ではなく、自分の道はいつも自分で切り開く)」というコンセプトを体現していることから、目指す姿や世界観が一致したことからの起用だそうだ。
 

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