海外旅行の出国は4月28日、入国は5月6日がピーク
東京国際空港(羽田空港)の国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は、2018年のGW期間中の出入国動向推計として、出国の第1ピークは4月28日、入国の第1ピークは5月6日と発表した。出国の第2ピークは4月27日、第3ピークは4月29日。入国の第2ピークは5月5日、第3ピークは4月27日。
期間中の旅客数は出国旅客241,900人(前年同期比104.4%)、入国旅客229,700人(同106.7%)、合計471,600人(同105.5%)。成田国際空港(NAA)の国際線においても、第1ピークの出国、入国の日は同様。
一方、関西国際空港を運営する関西エアポートは、国際線における出発のピークが5月3日、到着のピークが5月6日になると発表。羽田や成田と異なるのは、LCCなど近中距離路線が多いためと考えられる。なお、関西国際空港の駐車場におけるGW混雑予想が公式ホームページで発表されている。
「通常よりもかなり時間に余裕を持って行動」するのが肝心
空港に向かう公共交通機関、駐車場、航空会社のチェックインカウンター、保安検査場、ショップやレストランに至るまで、とにかく混雑が予想される。
特に、どの空港も駐車場について混雑予想を発表している。リアルタイムで混雑の状況がわかる空港もあるので、利用する予定がある人はチェックして欲しい。
なによりまず大事なのは、通常よりも時間に相当の余裕を持って行動すること。どこでも長蛇の列になるので、本人はもちろん家族や同行者のストレス軽減のためにも、早め行動が肝心となる。空港での買い物や食事よりも、GW期間中は保安検査と出国審査を通過するのが最優先だ。
空港へは車よりも公共交通機関を利用しよう
空港へは、通常は車で向かって駐車場を利用している人も、GW期間中はできれば鉄道やリムジンバスなどの公共交通機関を利用するのを強くおすすめする。
なお、駐車場の混雑状況は、各空港の公式ホームページなどから確認できることも。どうしても車で空港に向かう人は随時チェックしよう。
早めにチェックイン、すぐに保安検査場へ向かおう
空港に着いたら、なによりもまず航空会社のカウンターに行って手荷物を預けるなどチェックインの手続きを行うこと。カウンターに通常よりも長い列ができる。特に、朝と夜の出発便が多い時間帯は各方面の搭乗客が一斉に集まるため、真っ先に並んでチェックインを済ませてしまったほうが良い。
加えて、「Webチェックイン」などを空港に着く前に済ませておくと、あとは手荷物を預けるだけなので時間短縮になる。カウンターで預ける手荷物がなければ、そのまま保安検査場に向かうことができる場合もある。
保安検査場へも、とにかく早めに行こう。出国手続きは北と中央の2カ所あり、どのゲートの搭乗客であってもどちらも利用できる。その時の混雑状況を見て、少しでも空いているほうを利用したほうがいい。
スピーディーに出入国できる「自動化ゲート」
保安検査を終えると、出国審査があり、ここでも並ぶことが予想される。この混雑を少しでも回避するため、「自動化ゲート」の利用がおすすめだ。
自動化ゲートは、出入国時に自分で画面を操作し、パスポートを読み取って指紋を照合するだけですぐ通過できるシステム。日本人の場合、フライト当日に空港内の登録カウンターに行き、無料で申し込むことができる。登録時間は5分程度で事前登録も可能。羽田、成田、関西、中部の各空港に登録受付場所がある。(成田空港の第3ターミナルには自動化ゲートが設置されていないので注意)
2018年のGWは国内旅行も人気、混雑に注意
ゴールデンウィーク期間中、国際線だけでなく国内線も混雑する。旅行はもちろん、帰省する人も多いからだ。先に紹介した羽田、成田、関西、中部のほか、伊丹、福岡、新千歳、那覇といった空港でも通常より混雑が予想される。
国内線であっても、とにかく早め行動が肝心。国際線よりもチェックインや保安検査場などの締め切り時間が直前まで大丈夫であっても、決して油断しないように注意してほしい。
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