5代目新型RAV4は「TNGA」+新パワートレーンを採用
3月30日に開幕するニューヨーク国際自動車ショーにおいてデビューを飾る5代目新型RAV4。気になる発売時期は、米国の2018年末頃(ハイブリッドは2019年初)の発売に続き、日本では2019年春頃の予定と発表された。
プリウスやカムリ、SUVのC-HRに続き、新世代アーキテクチャーの「TNGA」を使う新型RAV4は、新4WDシステム(ガソリン車)、新E-Four(ハイブリッド車)などのほか、最新の2.5L直列4気筒直噴ガソリンエンジン&8AT(ガソリン車)、2.5Lハイブリッドシステム(ハイブリッド車)など、パワートレーンもトヨタの最新世代が与えられる。
日本で一時その姿が消えていたトヨタRAV4。空前のSUVブームの中、初代とは姿形を変えながらも再び熱い注目を集める存在になるか注目だ。
初代RAV4は都市型SUVの元祖的存在
1994年に登場した初代RAV4は、従来、ラダーフレームをベースとしたクロカン4WDが主役だったSUVにおいて、モノコックボディを採用していた。
当時、「ライトクロカン」と呼ばれる新しいカテゴリーを生み出し、現在の世界的SUVブームにつながる流れを生み出した。CMに木村拓哉を起用し、スペシャリティカーブームからRVブームへの転換を促した1台でもある。
初代RAV4は、3ドアというコンパクトなボディでデビューし、その後5ドアを追加。独身やディンクスなどを中心としたユーザー層をファミリー層にまで拡大している。
4代目RAV4は米国で最も売れたSUV
その後、4代目までフルモデルチェンジされたが、日本では3代目で販売を終了し、4代目は北米や欧州などで販売される「日本で買えない日本メーカー製SUV」になっていた。
また、4代目RAV4は、2017年に80万台を超える世界販売を達成するなかで、米国では過去最多の約41万台に達し、RAV4は米国において「すべてのSUVのなかで販売台数が最も多いモデル」および「トヨタ車のなかで販売台数が最も多いモデル」になっている。