世界を代表するコンパクトカーのポロが新型に
1975年に初代が登場して以来、約42年間で1400万台以上が生産されているというフォルクスワーゲン・ポロ。ドイツのみならず世界のコンパクトカーを代表する1台なのは間違いない。
ポロが8年ぶりにフルモデルチェンジを行い、7代目にスイッチした。
なお、フォルクスワーゲンの「顔」であるゴルフは、初代登場時点から約43年間で累計生産台数は約3300万台(2017年6月発表時点)と発表済みだ。
日本でも初めての輸入車やセカンドカーとしても人気
さて、7代目にスイッチした新型フォルクスワーゲン・ポロは、欧州Bセグメントに分類されるコンパクトカーで、日本車ならホンダ・フィットや日産ノート、トヨタ・ヴィッツ、マツダ・デミオなどがライバルになる。
ポロの高い質感や走り(直進安定性)は、クルマ好きも一目置くところで、さらに初めての輸入車、あるいはセカンドカーとしてのニーズも高く、日本では1996年の本格導入以来、累計25万台以上が販売されているという。
ひと回り大きくなり、居住性、積載性が向上
新型のトピックスは、ゴルフなどと同様に、「MQB」と呼ばれるプラットフォーム(アーキテクチャー)が初めて採用された点で、ボディサイズもひと回り大きくなっている。なお、全長と全幅は65mm、ホイールベースは80mm延長された。
このボディサイズの拡大により、前後席の横方向に余裕が生まれ、後席の足元などが大きくなっている。荷室容量も351Lと上級のCセグメントに迫る広さを手に入れている。
そのほか、最新の車載インフォテイメントシステムが採用されるなど、使い勝手向上。
居住性、積載性の向上は明らかだが、サイズ拡大により取り回しや駐車面での影響、また狭い路地などでの走行について懸念もある。現行型でサイズ的に「ギリギリ」あるいは、あまり余裕がなかったという場合は、試乗などで確認したいところだ。