3月1日から予約注文の受付を開始 

Sクラスに加わったS 450は、ISGや48Vシステム、ツインスクロールターボの直列6気筒エンジン、電動スーパーチャージャーなど数多くの機構を搭載

メルセデス・ベンツの最上級サルーンであるSクラスに、「ISG」、「48V」、新型直列6気筒エンジンといった数々のテクノロジーが搭載されたS 450が追加された。3月1日から予約注文の受付を開始し、4月頃から納車されるという。
 

「EVシフト」が叫ばれている昨今だが、バッテリーEVがすぐに主役になるわけではなく、当面はハイブリッド(マイルドハイブリッド、ストロングハイブリッド)、プラグインハイブリッドが中心となるのは、テスラなどEV専業メーカーを除きほぼ間違いないといえる情勢になっている。
 

最新トレンドの48Vシステムによるマイルドハイブリッド

メルセデス・ベンツのS 450は、新開発となる直列6気筒エンジンをはじめ、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーなどを搭載した、最新トレンドをほぼ網羅したといえるモデルになっている。
 

メルセデス・ベンツS 450(ISG搭載モデル)は、標準モデルのS 450、豪華装備のS 450エクスクルーシブ、S 450ロングという3グレード構成

注目のISGには、電気モーターが組み合わされていて、ハイブリッド車のように回生ブレーキによる発電を行い、容量が約1kWhとなるリチウムイオンバッテリーに充電される仕組みだ。
 

さらに、欧州勢が採用しつつある48Vシステム(48Vの電気システム)は、マイルドハイブリッドと表記されることも多く、48Vは動力の補助にも使われる。
 

また、ISGによる電気モーターのスタートが可能であるためエンジン始動時が静かで、さらに、アイドリングストップから再始動する際の静粛性も大きく引き上げられているという。
 

電化を前提とした直列6気筒エンジンを新設計

エアコンやウォーターポンプを電動制御とすることで、エンジン前部にあったベルト類が不要になり、コンパクト化を実現

なお、約20年ぶりの刷新となる新世代の直列6気筒エンジンは、367ps/500Nmというスペックで、エアコンやウォーターポンプなどを電動化することで、従来の直列6気筒エンジンよりもコンパクト化が果たされているのも特徴だ。さらに、同エンジンはツインスクロール式ターボが採用されているが、ターボが苦手とする低回転域を電動スーパーチャージャーがフォローするという「ダブル過給器」の手法をとるなど、燃費だけでなく高い動力性能をも確保された注目のパワーユニットといえる。
 

S 450がメルセデス・ベンツ(Sクラス)の技術的優位をアピールする広告塔の役割も果たしていきそうだ。